JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
この節では,ルールを運用する流れについて説明します。定義したルールを実行できる状態にするためには,ルールを登録したあと,適用状態にする必要があります。ルールを適用状態にすることで,ルールは実行を待機する状態となります。
JP1/IM - Managerから通知されたルール起動対象イベントのうち,ルールに定義されたルール起動条件に一致するイベントがある場合に,ルールが実行されます。
ルールを運用する流れを次の図に示します。
図7-1 ルールを運用する流れ
- ルール運用グループの作成
運用ツリー上でルールをグループ化するために,ルール運用グループを作成します。
- ルールの登録
ルール編集ツリーからルール運用ツリーにルールをコピーして,ルールを登録します。なお,ルール編集グループごとルール運用ツリーにコピーすることはできません。
- ルールの適用
ルール運用ツリーに登録したルールをシステムに適用します。
- ルールの監視
ルールの適用後,ルール起動条件に一致するJP1イベントが発生するごとにルールインスタンスが生成され,実行されます。ルールインスタンスの実行状況をJP1/IM - Viewで監視します。
ルールの登録,適用,および監視は,メイン画面の[ルール運用]ページで行います。[ルール運用]ページでのルール運用の流れを次の図に示します。
図7-2 ルール運用の流れ
[ルール運用]ページの構成を次に示します。
図7-3 [ルール運用]ページの構成
- ルール運用ツリー表示エリア
- ルール運用グループをツリー表示するエリアです。
- ルール運用リスト表示エリア
- ルール運用ツリー表示エリアで選択したルール運用グループ内のルールおよびルール運用グループを表示するエリアです。
- ルールインスタンスリスト表示エリア
- ルール運用リスト表示エリアで選択しているルールのルールインスタンスのうち,キューイング中,実行中,判断待ちの状態のルールインスタンスを表示するエリアです。
- 最終アクセス時刻
- 接続先のJP1/IM - RLホストから,[ルール運用]ページに表示する内容を送受信した最終時刻です。
[ルール運用]ページに表示される内容は,60秒間隔で更新されます。自動更新の有無や更新間隔は,ルールオペレーション・ビューアー動作定義ファイルで変更できます。設定方法については,「3.4.4(2) ルールオペレーション・ビューアーの通信動作の設定」を参照してください。手動で更新したい場合は,[表示]−[最新情報に更新]を選択してください。
メイン画面の[ルール運用]ページの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Rule Operation GUIリファレンス」を参照してください。
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