JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
JP1/IM - RLをクラスタ運用するには,論理ホストのJP1/IM - RLおよびJP1/Baseをクラスタソフトに登録して,クラスタソフトからの制御で起動・停止するように設定します。
JP1/IM - RLをクラスタソフトに登録する設定内容は,次のとおりです。
表4-7 クラスタソフトに登録する設定内容
# 名前 サービス名 依存関係 1 JP1/Base Event 論理ホスト名 JP1_Base_Event 論理ホスト名 IPアドレスリソース
物理ディスクリソース2 JP1/Base_論理ホスト名 JP1_Base_論理ホスト名 #1のクラスタリソース 3 JP1/RuleManager_論理ホスト名 JP1_RuleManager_論理ホスト名 #1および#2のクラスタリソース
- <この項の構成>
- (1) クラスタソフトへの登録
- (2) リソースの起動停止順序の設定
(1) クラスタソフトへの登録
(a) MSCS(Microsoft Cluster Service)に登録する場合
JP1/IM - RLおよびJP1/Baseのサービスを,MSCSのリソースとして登録します。各リソースの設定は次のようにします。次の[ ]は,MSCSの設定項目です。
- [リソースの種類]は「汎用サービス」として登録する。
- [名前][依存関係][サービス名]を表のとおりに設定する。
なお,名前はサービスを表示するときの名称で,サービス名はMSCSから制御するサービスを指定するときの名称です。
- [起動パラメータ]および[レジストリ複製]は,設定しない。
- プロパティの[詳細設定]ページは,JP1/IM - RLの障害時にフェールオーバーするかしないかの運用に合わせて設定する。
例えば,JP1/IM - RLの障害時に,フェールオーバーするように設定するには,[再開する]と[グループに適用する]をチェックし,3回を目安に再起動試行回数の[しきい値]を設定してください。
(2) リソースの起動停止順序の設定
論理ホストのJP1/IM - RLおよびJP1/Baseを実行するには,共有ディスクおよび論理IPアドレスが使用可能になっている必要があります。
クラスタソフトの制御によって,次のように動作するように起動停止の順序または依存関係を設定してください。
- 論理ホストの起動時
- 共有ディスクおよび論理IPアドレスを割り当てて使用可能にする。
- JP1/Base,JP1/IM - RLの順に起動する。
- 論理ホストの停止時
- JP1/IM - RL,JP1/Baseの順に停止する。
- 共有ディスクおよび論理IPアドレスの割り当てを解除する。
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