JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド

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2.4.2 本番環境でのテスト実行

次に示すような場合には,テスト実行と本番運用の実行履歴およびJP1イベントが本番環境に混在します。

テスト実行と本番運用の実行履歴およびJP1イベントを区別する方法を説明します。さらに,テスト実行によるJP1イベントの発行を抑止する方法を説明します。

<この項の構成>
(1) テスト実行と本番運用の実行履歴を区別する
(2) テスト実行と本番運用のJP1イベントを区別する
(3) テスト実行によるJP1イベントの発行を抑止する

(1) テスト実行と本番運用の実行履歴を区別する

テスト実行と本番運用の実行履歴を区別するために,次に示す画面に[テスト実行]列を表示できます。

テスト実行による実行履歴には,次の図に示すようにアイコンが表示されます。

図2-11 テスト実行による実行履歴の表示例

[図データ]

[テスト実行]列は,デフォルトでは表示しない設定になっています。[テスト実行]列を表示する方法については,「10. 定義ファイル」の「ルールオペレーション・ビューアー動作定義ファイル(jrmview.conf)」を参照してください。

(2) テスト実行と本番運用のJP1イベントを区別する

ルールのテスト実行時に発行されるJP1イベントと,通常のルールの実行時に発行されるJP1イベントを区別できるようにするために,テスト実行時にJP1/IM - RLが出力するJP1イベントの属性「オブジェクトタイプ」の末尾には「_TEST」が付与されます。詳細は,「11.2.2 JP1イベントの詳細」の各イベントIDを参照してください。

(3) テスト実行によるJP1イベントの発行を抑止する

本番環境に,テスト実行によって発行されたJP1イベントを混在させたくない場合は,テスト実行設定ファイルを使用してJP1イベントの発行を抑止できます。テスト実行設定ファイルは,テスト実行時にJP1イベントを発行するかどうかを設定するファイルで,デフォルトではJP1イベントを発行する設定になっています。詳細は,「10. 定義ファイル」の「テスト実行設定ファイル(jp1rm_testrule_0850.conf)」を参照してください。

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