JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
ルールを定義してから,ルールによる障害対策が完了するまでの流れを次の図に示します。
図1-7 ルールの定義から運用の流れ
- ルールの検討
ルールを定義する前に,次の内容を検討してください。
- ルールの適用対象システムの選定
- ルールは管理しやすいようにグループ化できます。ルールの適用対象のシステムごとにグループ化することを考え,共通で利用できるルールや対象アプリケーションごとにグループ化することを検討してください。
- 対処手順の策定
- 障害発生時の対処手順を詳細に確定しておいてください。実行するコマンドやバッチファイル,シェルスクリプトを用意してください。ルールの中に人による判断を介入させたい場合は,判断する責任者を決めてください。
- ルールの起動条件の決定
- ルールの起動条件となるJP1イベントは,JP1イベントを監視しているJP1/IM - Managerから受け取ります。どのようなJP1イベントの発生時にルールを起動させるかを決定しておいてください。
- ルールの定義
ルールエディタでルールを定義します。ルールを定義する方法については,「6. ルールの定義」を参照してください。
- ルールの登録
ルールを登録します。ルールを登録する方法については,「7.3 ルールの登録」を参照してください。
- ルールの適用
ルールを実行できる状態にするために,ルールをシステムに適用します。ルールの適用方法については,「7.4 ルールの適用」を参照してください。
- ルールの監視
ルールの実行状態や,ルールの実行中に対処の判断待ち状態になっているルールを監視し,対処をします。ルールの監視方法については「7.5 ルールの監視」を参照してください。
- 障害の対処完了
ルールの実行結果から,対処が正常に完了しているかを確認することで,対処が完了となります。
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