JP1/Base 運用ガイド
SNMPトラップ変換機能の設定は,動作定義ファイル(imevtgw.conf)とフィルターファイル(snmpfilter.conf)で行います。
- 動作定義ファイルで定義する内容
- 動作定義ファイルには,SNMPトラップ変換時の動作について設定します。設定の例を次に示します。
- JP1/IM - Viewの[イベント詳細]画面からNNMをモニター起動するためにNNMのURLを指定する。
- SNMPトラップの重要度と変換後のJP1イベントの重要度を対応付ける。
- SNMPトラップに含まれる$変数の情報を展開するかどうかを指定する。
- 動作定義ファイルの詳細については,「7.4.5 動作定義ファイル(imevtgw.conf)の詳細」を参照してください。
- フィルターファイルで定義する内容
- フィルターファイルには,JP1イベント変換対象とするSNMPトラップと,JP1イベント変換対象外とするSNMPトラップの条件を指定します。SNMPトラップの条件として,NNMのtrapd.confに記載されているエンタープライズ名とイベント名を指定します。
- フィルターファイルの詳細については,「7.4.6 フィルターファイル(snmpfilter.conf)の詳細」を参照してください。
次に示す条件でSNMPトラップを監視する場合の,監視するSNMPトラップに対するフィルターファイルおよび動作定義ファイルの定義例を次の図に示します。
- エンタープライズ名が「sso」,イベント名が「C_SSO_LOG1」のSNMPトラップをJP1イベントに変換する。
- エンタープライズ名が「snmpTraps」,イベント名が「SNMP_Link_Down」のSNMPトラップをJP1イベントに変換する。
図7-22 監視するSNMPトラップに対するフィルターファイルおよび動作定義ファイルの定義例
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