JP1/Base 運用ガイド

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7.4.4 SNMPトラップ変換機能の設定手順

SNMPトラップ変換機能の起動,設定の変更,および終了の手順について説明します。

<この項の構成>
(1) セットアップ
(2) 起動する
(3) 設定を変更する
(4) 終了する
(5) 設定を解除する

(1) セットアップ

SNMPトラップ変換機能を使用する前に,セットアップを行います。また,JP1/Baseを上書きインストールした場合もセットアップが必要です。SNMPトラップ変換機能のセットアップの手順を次に示します。

  1. imevtgw_setupコマンドを実行し,NNMにSNMPトラップ変換機能を登録する。

    Windowsの場合
    コマンドプロンプトから次のコマンドを実行します。
    cd インストール先フォルダ\bin
    imevtgw_setup.exe

    UNIXの場合
    次のコマンドを実行します。
    /opt/jp1base/bin/imevtgw_setup
    SNMPトラップ変換機能がNNMのプロセス管理に登録されます。
  2. SNMPトラップ変換機能が正しく登録されたかどうかを確認する。

    NNMのプロセスを次に示す操作で確認します。

    Windowsの場合
    [スタート]メニューから,[プログラム]−[Network Node Manager]−[ネットワークノードマネージャ管理]−[NNMステータス]を選択します。

    UNIXの場合
    次のコマンドを実行します。
    /opt/OV/bin/ovstatus
    ovwプロセスの配下にIMEvtgwというプロセスが表示されていれば,SNMPトラップ変換機能が正しく登録できています。

(2) 起動する

SNMPトラップ変換機能を起動する手順を次に示します。

  1. 動作定義ファイル(imevtgw.conf)を編集する。
  2. フィルターファイル(snmpfilter.conf)を編集する。
  3. NNMを起動する。
    NNMを起動すると,SNMPトラップ変換機能が起動します。

    Windowsの場合
    SNMPトラップ変換機能は,NNMのNNMサービスが起動すると起動します。
    スタートメニューから[プログラム]−[Network Node Manager]−[ネットワークノードマネージャー管理]−[NNMサービス - 開始]を選択します。

    UNIXの場合
    SNMPトラップ変換機能は,NNMのバックグラウンド・プロセスが起動すると起動します。NNMのバックグラウンド・プロセスを起動するには,次のコマンドを実行してください。
    /opt/OV/bin/ovstart
  4. SNMPトラップ変換機能が正しく動作するか確認する。
    実際に変換対象のSNMPトラップを発生させて,動作定義ファイルやフィルター条件に定義した条件に一致するSNMPトラップがJP1イベントに変換されているかを確認します。

(3) 設定を変更する

動作定義ファイル(imevtgw.conf),およびフィルターファイル(snmpfilter.conf)を変更した場合の反映方法を次に示します。

動作定義ファイルを変更した場合
動作定義ファイルの編集後,SNMPトラップ変換機能を再起動してください。

フィルターファイルを変更した場合
NNMが提供するxnmeventsコマンドに-eventオプションを指定して実行すると,SNMPトラップ変換機能を停止せずに設定を反映できます。

(4) 終了する

SNMPトラップ変換機能を終了する方法を次に示します。

Windowsの場合
スタートメニューから「プログラム」−「Network Node Manager」−「ネットワークノードマネージャー管理」−「NNMサービス - 終了」を選択します。

UNIXの場合
次のコマンドを実行します。
/opt/OV/bin/ovstop

(5) 設定を解除する

JP1/Baseをアンインストールする前に,NNMのプロセス管理に登録されたSNMPトラップ変換機能を解除してください。解除の手順を次に示します。

Windowsの場合
  1. NNMステータスで,IMEvtgw(SNMPトラップ変換機能)が実行中でないことを確認する。
    スタートメニューから「プログラム」−「Network Node Manager」−「ネットワークノードマネージャー管理」−「NNMステータス」を実行して,IMEvtgw(SNMPトラップ変換機能)が実行中でないことを確認します。
    IMEvtgwが実行中の場合は,スタートメニューから「プログラム」−「Network Node Manager」−「ネットワークノードマネージャー管理」−「NNMサービス - 終了」を選択して,終了してください。
  2. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行する。
    cd インストール先フォルダ\bin
    imevtgw_setup.exe -d
    imevtgw.exeファイルがNNMのフォルダから削除され,SNMPトラップ変換機能を起動する設定がNNMのプロセス管理から解除されます。

UNIXの場合
  1. /opt/OV/bin/ovstatusコマンドを実行し,IMEvtgw(SNMPトラップ変換機能)が実行中でないことを確認する。
    SNMPトラップ変換機能が実行中の場合は,/opt/OV/bin/ovstopコマンドを実行してNNMのデーモンプロセスを終了してください。
  2. 次のコマンドを実行する。
    /opt/jp1base/bin/imevtgw_setup -d
    imevtgw.exeファイルとimevtgwファイルがNNMのディレクトリから削除され,SNMPトラップ変換機能の設定がNNMのプロセス管理から解除されます。

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