uCosminexus Interschema ユーザーズガイド
マップ式ファイルは,マップ式をテキスト形式で記述したファイルです。対象となるフォーマットのルートコンポーネントから順番に,すべてのコンポーネントのマップ式や変数式などの情報を記述します。マップ式ファイルは,次のどちらかの方法で出力します。
出力したマップ式は,マップ式ファイル上で直接編集できます。マップ式ファイルの編集内容は,次のどちらかの方法でMDLファイルに反映できます。
マップ式ファイルのフォーマットの記述形式を次に示します。なお,マップ式ファイルは項目ごとに改行されます。
表E-1 マップ式ファイルのフォーマットの記述形式
項目 | 説明 |
---|---|
コンポーネントのグローバルパス名 | コンポーネントのグローバルパス名です。 |
マップ式 | マップ式文字列です。マップ式がない場合は空行になります。 |
%NOUSE% | 未使用のコンポーネントを表します。 |
%IOCHANGE%n | グループ単位出力指定があることを表します。nはラベル「1」〜「255」の数値です。 |
%ORDER% | MDLエディタで編集した順序決定式があることを表します。選択構造コンポーネントの場合だけ出力されます。 |
順序決定式 | 順序決定式文字列です。MDLエディタで式を削除した場合は出力されません。 |
%CASE%%定数種別% | MDLエディタで編集した順序決定値があることを表します。選択構造の子コンポーネントの場合だけ出力されます。 定数種別には,次のどれかが出力されます。
|
順序決定値 | 順序決定値です。定数種別の値が次の形式で出力されます。
|
%DEFAULT% | MDLエディタで編集したデフォルト式があることを表します。コンポーネントが型の場合だけ出力されます。 |
デフォルト式 | デフォルト式文字列です。MDLエディタで式を削除した場合は出力されません。 |
%CONDITION% | MDLエディタで編集したコンポーネントの条件式があることを表します。 |
条件式 | 条件式文字列です。MDLエディタで式を削除した場合は出力されません。 |
%DEPEND% | MDLエディタで編集した出現回数決定式があることを表します。 |
出現回数決定式 | 出現回数決定式文字列です。MDLエディタで式を削除した場合は出力されません。 |
%SIZE% | MDLエディタで編集したサイズ決定式があることを表します。 |
サイズ決定式 | サイズ決定式文字列です。MDLエディタで式を削除した場合は出力されません。 |
%%-%% | 変数式の区切りを表す記号文字列(固定文字列)です。変数ごとに,この区切りと変数式が繰り返されます。 |
変数式 | 1変数分の変数式文字列です。 |
%-% | 1コンポーネントの終了を表す記号文字列(固定文字列)です。 |
マップ式ファイルの注意事項を次に示します。
マップ式ファイルの記述例を次に示します。
OUT@ROOT@STRUCT = IN@ROOT@MESSAGE[INDEX(0)]; %IOCHANGE%1 %ORDER% OUT@v1 %%-%% OUT@v1 = OUT@v1 + 1; %%-%% OUT@v2 = OUT@V1 * 10; %-% OUT@ROOT@STRUCT@data0 %NOUSE% %-% OUT@ROOT@STRUCT@data1 = $@data1; %CASE%%NUM% 1 %CONDITION% # > 0 %-% OUT@ROOT@STRUCT@data2 = $@data2 + IN@ROOT@HEAD@num; %CASE%%STRING% N2 %DEFAULT% = 0; %SIZE% 10 %-% OUT@ROOT@STRUCT@data3 = $@data3[INDEX(0)]; %CASE%%STREAM% 0x03 %DEPEND% OUT@v2 %-%
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