エラー発生時に,ログファイルに出力されるエラーメッセージについて説明します。
KBET0001T-I
次のMDLで変換を開始します。
- データの変換前にログファイルに出力されるメッセージです。MDLファイル名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を続行します。
KBET0002T-I
入力データ
- 変換するデータを入力するときにログファイルに出力されるメッセージです。変換するデータのフォーマット名と,入力ファイル名又はメモリアドレスがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を続行します。
KBET0003T-I
出力データ
- 変換するデータを出力するときにログファイルに出力されるメッセージです。変換するデータのフォーマット名と,出力ファイル名又はメモリアドレスがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を続行します。
KBET0004T-I
変換処理が終了しました。
- データの変換処理が終了したときにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応する戻り値がログファイルに出力されます。戻り値については,「5.4.2 ettransコマンドの戻り値」を参照してください。
- システムの処理
- 処理を終了して,トランスレータを終了します。
KBET0006T-I
1グループ単位の変換処理が終了しました。
- 1グループ単位のデータの変換処理が終了したときにログファイルに出力されるメッセージです。
- システムの処理
- 処理を続行します。
KBET0007T-W
不正な文字コードをスペースへ置換して変換しました。
- データ中の不正な文字コードをスペースに置き換えたときにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を続行します。
- 要因
- 入力側と出力側で文字コードが異なり,かつ出力側で使用できる文字範囲が異なることが考えられます。
- 対策
- データ中の不正な文字コードをスペースに置き換えたことによって,データ項目として不都合がないか確認してください。
KBET0008T-W
要素のサイズ/桁数があふれたためカットしました。
- 出力データのサイズが要素のサイズを超えたため,桁あふれ部分が切り捨てられたときにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するコンポーネント名及びオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を続行します。
- 要因
- 出力データのサイズが型定義した要素のサイズを超えました。サイズ/桁数の桁あふれ部分の内容を次に示します。
表B-2 サイズ/桁数の桁あふれ部分の内容の説明
項目 |
説明 |
サイズ/桁数
桁あふれ部分 |
- 出力要素が固定長で,データサイズが想定値を超えました。
- 小数部を持つ数値を,小数部を持たない数値に代入しようとしました。
- マップ式の演算結果が,想定する数値桁数を超えました。
- 出力側文字列中にセパレータと同じ文字があったため,解放文字を埋め込んだ分だけサイズが増加しました。
- 出力側文字列がシフトコードを使用するため,シフトコード分のサイズが増加しました。
|
- 対策
- 桁あふれ部分が切り捨てられたことによって,データ項目として不都合がないか確認してください。
KBET0009T-W
変換エラーが発生しましたが,正常処理したグループのみ出力しました。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 対策
- エラーを修正後,変換できたグループ以降を再度変換してください。
KBET0010T-I
入力データはテスト用のデータです。
- 入力したデータが,テスト用のデータであるときにログファイルに出力されるメッセージです。
- システムの処理
- 処理を続行します。
KBET0011T-W
ハッシュトータル値がメッセージグループ・トレーラの値と一致しません。
- CIIのハッシュトータル値がメッセージグループ・トレーラの値と一致しないときにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するタグ番号が出力されます。
- システムの処理
- 処理を続行します。
- 要因
- 入力データがEIAJシンタックスルール方式で加算した,対象とするTFD項目の属性で不要な「0」があることが考えられます。
- 対策
- ログファイルに出力されたデータタグ番号のデータ値を確認し,必要に応じてハッシュトータル値の加算方法を変更してください。
KBET0012T-W
出口関数の定義に不正があります。
- ユーザ組み込み関数の定義に誤りがある場合にログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するシステム情報ファイル「ettrans.ini」の不正位置が,ログファイルに出力されます。
出口ライブラリのローディングの失敗,及び未解決シンボルによる不正時は,その詳細情報がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 設定に誤りがある関数は定義されていないと見なして,処理を続行します。
- 要因
- 次のどれかの要因が考えられます。
- システム情報ファイル「ettrans.ini」の定義に誤りがある
- [Userfunc_DllPath]セクション又は[Userfunc_SlPath]セクションのエラーが報告された場合,出口関数を定義したライブラリに未解決シンボルがある
- 対策
- 次のどちらかの対策を実施してください。
- ログファイルに出力されたシステム情報ファイル「ettrans.ini」の不正位置に記述されている定義を確認する
- ライブラリに未解決シンボルがないか確認する
KBET0013T-W
ログファイルがオープンできないため,デフォルトのログファイルまたは標準出力に出力しました。
- ログファイルを開けないため,デフォルトのログファイル又は標準出力に,ログを出力したときに出力されるメッセージです。
- システムの処理
- 処理を続行します。
- 要因
- 次のどれかの要因が考えられます。
- 指定したログファイル名又はファイル/ディレクトリのアクセス権限が不正(READ/WRITE権限が必要です)
- 開かれているファイル数が最大値を超えた
- 対策
- ログファイル名やアクセス権限などを確認してください。
KBET0014T-S
システムでメモリ不足が発生しました。トランスレータを強制終了します。
- メモリ不足で処理が続行できないときにログファイルに出力されるメッセージです。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 対策
- リソースを確保し,再度実行してください。
KBET0015T-S
システムエラーが発生しました。トランスレータを強制終了します。
- システムでエラーが発生したときにログファイルに出力されるメッセージです。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- データが破壊されているおそれがあります。
- 対策
- システム管理者に連絡してください。
KBET0016T-S
ファイルのオープンができません。
- 指定したファイルが開けないときにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するファイル名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどれかの要因が考えられます。
- ファイル名又はファイル/ディレクトリのアクセス権限(出力側はWRITE,そのほかはREAD権限が必要です)が不正
- 別プロセス(スレッド)と重なって使用しようとした
- 開かれているファイル数が最大値を超えた
- 対策
- ファイル名やアクセス権限などを確認してください。
KBET0017T-S
ファイルの入力処理中にエラーが発生しました。
- 変換する入力データの処理でエラーが発生したときにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するファイル名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどちらかの要因が考えられます。
- ファイル/ディレクトリのアクセス権限(READ権限)が不正
- 外部からファイルが破壊されている
- 対策
- ログファイルに出力されたファイルの状態を確認し,エラー要因を修正してください。
KBET0018T-S
ファイルの出力処理中にエラーが発生しました。
- 変換する出力データの処理でエラーが発生したときにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するファイル名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどちらかの要因が考えられます。
- ファイル/ディレクトリのアクセス権限(WRITE権限)が不正
- 外部からファイルが破壊されている
- 対策
- ログファイルに出力されたファイルの状態を確認し,エラー要因を修正してください。
KBET0019T-S
出力データのサイズが出力可能なメモリアドレスを超えました。
- メモリ出力を指定された出力データのサイズが出力先のメモリサイズを超えたときなどにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するメモリ開始/終了アドレスがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどちらかの要因が考えられます。
- 出力先として確保したメモリが不足している
- 想定したサイズ以上の入力データを一括変換で出力しようとした
- 対策
- 出力先として確保するメモリサイズを増やして,再度実行してください。
KBET0020T-S
ワークファイルの作成処理でエラーが発生しました。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどれかの要因が考えられます。
- トランスレータが正しくインストールされていない
- ワークディレクトリ(Interschemaのインストールディレクトリ/tmp)のアクセス権限にREAD/WRITE権限がない
- OPENされているファイル数が最大値を超えた
- 対策
- ワークディレクトリ(Interschemaのインストールディレクトリ/tmp)の状態を確認し,エラー要因を修正してください。
KBET0021T-E
オプションの指定に誤りがあります。
- 誤りのあるオプション名やフォーマット名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 変換しないで処理を終了します。
- 要因
- コマンドの実行でオプションを指定し,処理できなかったときにログファイルに出力されるメッセージです。コマンド起動文字列に入力ミスがあります。次の要因が考えられます。
- 同じオプションを重複して定義している
- -Fオプションでフォーマット名と入出力データファイル名が組で設定されていない
- -FNオプション(又はAPIの入出力データ差し替え情報)で入出力フォーマットが指定されていない
- APIの入出力データ差し替え情報のメモリ開始/終了アドレスの大小関係が不当
- 変換対象フォーマットの入出力データが指定されていない
- 対策
- 正しいオプションを指定して,再度実行してください。
KBET0022T-W
入力フォーマットに対応するデータ以降に不当なデータがあります。
- 入力フォーマットとして定義されたデータ以降に,余分なデータがある場合に出力されるメッセージです。入力データのバイト位置がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を続行します。
- 要因
- 次のどちらかの要因が考えられます。
- 入力データが指定したMDLファイルに対応していない
- メモリアドレスの指定に誤りがある
- 対策
- 入力データが指定したMDL(FDL)ファイルと対応しているか確認し,必要に応じて余分なデータを削除してください。
KBET0023T-E
以下のコンポーネントの作成に失敗しました。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- コンポーネントが作成できないときにログファイルに出力されるメッセージです。次のどちらかの要因が考えられます。
- 選択構造で選択できるコンポーネントが一つもない
- データ不正又はMDLファイルにエラーがある(特に選択構造の選択条件が不正のおそれがある)
- 対策
- 次のどちらかの対策を実施してください。
- データが選択構造の子コンポーネントと一致するか確認する
- 必要に応じてMDL(FDL)ファイルの評価規則などを修正する
KBET0024T-E
以下のコンポーネントの出現回数が定義された値と異なります。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- コンポーネントの出現数が,定義した回数と異なるときにログファイルに出力されるメッセージです。MDL(FDL)ファイルの定義に誤りがあります。
- 対策
- 次のどちらかの対策を実施してください。
- 入力データを確認する
- 必要に応じて,ログファイルに出力されたコンポーネントの出現回数をMDL(FDL)ファイルで修正する
KBET0025T-E
以下のコンポーネントの評価規則が真ではありません。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどちらかの要因が考えられます。
- 評価規則(条件式)の記述,又は入力データに誤りがある
- 条件を満たさないデータを変換しようとした
- 対策
- 入力データとMDL(FDL)ファイル内の評価規則(条件式)を確認し,必要に応じて評価規則(条件式)を修正してください。
KBET0026T-E
以下のコンポーネントのセパレータが見つかりません。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- セパレータ定義に誤りがあるときにログファイルに出力されるメッセージです。入力データ又はMDL(FDL)ファイルのセパレータ定義に誤りがあります。
- 対策
- 入力データとMDL(FDL)ファイルのセパレータ定義を確認し,必要に応じてセパレータ定義を修正してください。
KBET0027T-E
以下のコンポーネントが値定義で指定された値と異なります。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 型の値定義で「他の値が現れてもエラーにしない」を選択しなかった場合,定義していない値が出現したときにログファイルに出力されるメッセージです。次のどちらかの要因が考えられます。
- 型定義で定義していない値が出現しました。
- 値定義に誤りがあります(例えば,可変長文字データであるのにスペースの扱いがデータと値定義で異なる場合や,バイト列で記述した場合に「文字列」と「文字」との不一致が考慮されていないなど)。
- 対策
- 次のどちらかの対策を実施してください。
- 入力データを確認する
- 必要に応じてMDL(FDL)ファイルの値定義を修正するか,又は値定義を持つコンポーネントの「他の値が現れてもエラーにしない」のチェックを外す
KBET0028T-E
以下のコンポーネントのサイズ決定式の評価結果が不正です。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- サイズ決定式の記述に誤りがあります。
- 対策
- 入力データとMDL(FDL)ファイルのサイズ決定式を確認し,必要に応じてサイズ決定式を修正してください。
KBET0029T-E
以下のコンポーネントの子コンポーネント数が最大値を超えました。
- コンポーネントの子コンポーネント数が定義した数を超えたときにログファイルに出力されるメッセージです。メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- FDLファイル内の構造定義に誤りがあります。
- 対策
- MDL(FDL)ファイルの構造定義を確認してください。
KBET0030T-E
以下のコンポーネントのマップ式の評価結果が不正です。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどれかの要因が考えられます。
- マップ式定義に誤りがある(例えば,評価順序遅延指定など)
- 入力データで必要なデータがない
- 値が想定した型と異なる
- 対策
- 入力データとMDL(FDL)ファイルのマップ式を見直し,必要に応じてマップ式を修正してください。
KBET0031T-E
要素のデータが不正です。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- データが型定義した要素と一致していません。データ不正の内容を表B-3に示します。
表B-3 データ不正の内容の説明
項目 |
要素の
主属性 |
説明 |
データ不正 |
|
- 数字/符号/小数点/桁セパレータ/指数記号/スペース以外の文字が出現しました。
- 数字列が複数箇所にあります(スペースで区切られている)。
- 符号の出現位置・回数が型定義と一致しません。
- 桁セパレータが不正です。
桁セパレータが3桁ごとの区切りではありません。
桁セパレータで数値が始まっています。
整数部以外に桁セパレータがあります。
- 桁寄せ指定に一致しません。
- 指数記号が最後にあります。
|
|
- パック/ゾーン形式にデータが一致しません。
- 符号が正しくありません。
|
|
- -DTMオプション指定時に,値が年月日/時分秒ではありません(値の範囲が不正です)。
|
|
- 解放文字の指定がないのに文字列中にセパレータと同じ文字があります。
- 2バイト文字コードの要素サイズが奇数のため,埋め字(2バイト文字)が埋まりません。
|
CII標準形式での
データ不正 |
− |
|
- (凡例)
- −:該当しません。
- 対策
- 入力データを確認してください。
KBET0032T-E
要素のサイズ/桁数が最小値より小さいか,最大値を超えました。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 出力データのサイズが型定義したサイズに達しない,又はサイズを超えました。サイズ/桁数の桁あふれ部分の内容を表B-4に示します。
表B-4 サイズ/桁数の桁あふれ部分の内容の説明
項目 |
説明 |
サイズ/桁数の桁あふれ部分 |
- 出力要素が固定長で,データサイズが想定値を超えました。
- 小数部を持つ数値を,小数部を持たない数値に代入しようとしました。
- マップ式の演算結果が,想定する数値桁数を超えました。
- 出力側文字列中にセパレータと同じ文字があったため,解放文字を埋め込んだ分だけサイズが増加しました。
- 出力側文字列がシフトコードを使用するため,シフトコード分のサイズが増加しました。
- セパレータ区切りまでに読み込んだ要素が,最小サイズに達していません。
|
- 対策
- 入力データとMDL(FDL)ファイルのマップ式,出力要素の型定義を確認し,必要に応じて型定義を修正してください。
KBET0033T-E
数値型の要素の符号,小数点,指数記号が不正です。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 入力側と出力側で文字コードが異なるため,指数記号などの文字が変換できません。
- 対策
- 入力データとMDL(FDL)ファイルの入出力要素の型定義を確認し,必要に応じてMDL(FDL)ファイルの文字コード宣言を修正してください。
KBET0034T-E
不正な文字コードがあります。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 入力側と出力側で文字コードが異なり,かつ出力側で使用できる文字範囲が異なることが考えられます。
- 対策
- 入力データとMDL(FDL)ファイルの入出力要素の型定義を確認し,必要に応じてMDL(FDL)ファイルの文字コード宣言を修正してください。
KBET0035T-E
選択構造の評価順序が決定できません。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 選択構造の条件設定が不正であるか,又は想定しないデータを変換しようとしました。
- 対策
- 入力データを確認し,必要に応じてMDL(FDL)ファイルの評価順序決定式を修正してください。
KBET0036T-E
トランスレータ指示指定に誤りがあります。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- セパレータの指定で文字列/バイト列以外の値を代入しようとしました。
- 対策
- 入力データを確認し,必要に応じて変換情報を定義したときのトランスレータ指示指定を修正してください。
KBET0037T-E
UN/EDIFACTのヘッダ情報が不正です。
- メッセージに対応するヘッダ名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- データ不正,INTERACTIVEメッセージの運用に誤りがあります。
- 対策
- ヘッダの内容が正しく設定されているか確認してください。
KBET0038T-E
シンタックスIDが不正です。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- トランスレータが対応しないCIIシンタックスルールのバージョンのデータを変換しようとしました。
- 対策
- CIIのバージョン1.51,2.10,又は3.00形式のデータで再度変換してください。InterschemaのCIIシンタックスルールのサポート範囲については,「付録G CIIシンタックスルールのサポート範囲」を参照してください。
KBET0039T-E
CIIデータが非透過モードのため変換できません。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 非透過モードデータを変換しようとしました。
- 対策
- CIIの透過モード形式のデータで再度変換してください。
KBET0040T-E
CIIデータの分割区分が不正です。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどちらかの要因が考えられます。
- 分割区分がシーケンシャルになっていない
- 最終レコードの分割区分が9(メッセージ)又はI(バイナリデータ)ではない
- 対策
- CII標準形式のデータが分割モードで正しく作成されているか確認してください。
KBET0041T-E
CIIメッセージまたはバイナリデータのシーケンス番号が不正です。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどれかの要因が考えられます。
- シーケンス番号が昇順ではない(メッセージ/バイナリデータ混在のときに別々に数えられているなど)
- メッセージグループ・トレーラのシーケンス番号とメッセージ又はバイナリデータ数が一致していない
- 0件メッセージのメッセージグループ・トレーラのシーケンス番号が0以外になっている
- 対策
- メッセージ又はバイナリデータのシーケンス番号が昇順であるか,又はメッセージやバイナリデータ数がメッセージグループ・トレーラに設定されているか確認してください。
KBET0042T-E
CIIデータにメッセージグループ・ヘッダがありません。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- CII標準形式のデータが入力データの場合は,CII標準形式以外のデータが入力されたか,又はデータが破壊されています。出力データの場合は,辞書の不当な修正がありました。
- 対策
- CII標準形式のデータが入力データの場合はデータを確認してください。出力データの場合はMDL(FDL)ファイル構造とマップ式を確認してください。
KBET0043T-E
CIIデータにメッセージグループ・トレーラがありません。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- CII標準形式のデータが入力データの場合は,次のどちらかの要因が考えられます。
- CII標準形式のデータが出力データの場合は,辞書の不当な修正があったことが考えられます。
- 対策
- CII標準形式のデータが入力データの場合はデータを確認してください。出力データの場合はMDL(FDL)ファイル構造とマップ式を確認してください。
KBET0044T-E
CIIデータにメッセージヘッダがありません。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- CII標準形式のデータが入力の場合はレコード区分に誤りがあるか,又はデータが破壊されています。出力データの場合は辞書の不当な修正がありました。
- 対策
- CII標準形式のデータが入力データの場合はデータを確認してください。出力データの場合はMDL(FDL)ファイル構造とマップ式を確認してください。
KBET0045T-E
CIIデータにバイナリデータ・トレーラがありません。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- CII標準形式のデータが入力データの場合はデータが破壊されています。出力データの場合は辞書の不当な修正がありました。
- 対策
- CII標準形式のデータが入力の場合はデータを確認します。出力の場合はMDL(FDL)ファイル構造とマップ式を確認してください。
KBET0046T-E
縮小モードのCIIデータにマルチ明細のネストがあります。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- データ中に縮小モードでのマルチ明細ネストがあります。
- 対策
- データを拡張モード形式とするか,又はマルチ明細のネストを解除して再度変換してください。
KBET0047T-E
CIIデータに未定義のデータタグがあります。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- タグ番号が決められた範囲外か,又は対応していない指示子が使用されています。
- 対策
- 次のどちらかの対策を実施してください。
- CII標準形式のデータのタグ番号を確認する
- トランスレータで対応しないタグを取り除く
KBET0048T-E
CIIデータの構造が不正です。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 0件メッセージでメッセージグループ・ヘッダやトレーラ以外のデータがあるか,又は受信確認,エラー情報メッセージのデータがありません。
- 対策
- 運用メッセージデータの内容を確認してください。
KBET0049T-E
CIIデータのチェックサム項目の値が数値ではありません。
- メッセージに対応するタグ番号又はコンポーネント名とオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- チェックサム項目の設定に誤りがあるか,又は項目のデータが不正です。
- 対策
- ログファイルに出力されたコンポーネントの内容,チェックサム項目のタグ番号を確認してください。
KBET0050T-E
CIIデータの項目長が不正です。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- データ項目長がCIIで規定されたサイズを超えているか,又は0です。
- 対策
- ログファイルに出力されたコンポーネントのデータサイズを確認してください。
KBET0051T-E
CIIデータの同報ヘッダが不正です。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 同報ヘッダの継続区分,個数の設定に誤りがあります。
- 対策
- 同報ヘッダの継続区分,同報個数を確認してください。
KBET0052T-E
CIIデータの変換処理でエラーが発生しました。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 変換正常処理時の受信確認,エラー情報メッセージの出力でエラーが発生したか,又はメッセージ中に出力できるTFD項目がありません。
- 対策
- このメッセージ以外に出力された内容(要素データ不正など),又はマップ式及び入力データを確認してください。
KBET0053T-E
トランスレータとMDLのバージョンが不整合です。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- MDLファイルのバージョンがトランスレータで扱えるバージョンより新しくなっています
- 対策
- トランスレータとMDLファイルのバージョンを合わせてください。
KBET0054T-E
未検証のMDLが指定されました。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- MDLファイルの検証を実行していません。又はMDLファイル修正後にMDLファイルの検証を実行していません。
- 対策
- MDLエディタでMDLファイルのチェックコマンドを実行してから,再度実行してください。
KBET0055T-W
出口関数でエラーが発生しました。
- 出口関数名と出口関数の戻り値がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を続行します。
- 要因
- 出口関数の処理でエラーが発生しました。
- 対策
- 出口関数の処理,引数としたコンポーネントの値などを確認してください。
KBET0056T-E
出口関数でエラーが発生しました。
- 出口関数名と出口関数の戻り値がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 出口関数の処理でエラーが発生しました。
- 対策
- 出口関数の処理,引数としたコンポーネントの値などを確認してください。
KBET0057T-E
グループ単位出力指定されているコンポーネントに対応するコンポーネントがありません。
- グループ単位出力指定されているコンポーネント名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 選択構造の子コンポーネント間で対応関係を設定してある場合に,対応するコンポーネントが選択されませんでした。グループ単位出力指定に誤りがあるか,又は選択構造の子コンポーネントを選択する条件が正しくありません。
- 対策
- グループ単位出力指定が入出力フォーマット間で正しく指定されているか確認してください。
KBET0058T-E
Sea-NACCSデータの電文長が許容範囲を超えました。
- 業務コードと電文長がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 規定外のメッセージ構造であるため,電文長が上限を超えました。
- 対策
- Sea-NACCSの処理要求電文で対応する業務メッセージ構造を確認してください。
KBET0059T-E
RDB接続フォーマットは変換できません。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- RDB接続フォーマットを含むMDLファイルで変換しようとしました。
- 対策
- RDB接続フォーマットを含むMDLは,電子データ交換ツール 01-04で変換してください。
KBET0060T-E
XMLパーサによる解析でエラーが発生しました。
- XMLパーサが出力するエラーコードとメッセージがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 入力XML文書に誤りがあります。
- 対策
- 入力XML文書を確認してください。
KBET0061T-E
XMLドキュメント出力時にエラーが発生しました。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- XMLパーサのドキュメント出力機能実行時にエラーが発生しました。
- 次のどちらかの要因が考えられます。
- ファイル/ディレクトリのアクセス権限(WRITE権限)が不正
- オープンできるファイル数の制限を超えた
- 外部からファイルが破壊されている
- 対策
- 出力データファイルの状態を確認し,エラー要因を修正してください。
KBET0062T-E
不正なコンポーネントデータを検出しました。
- メッセージに対応するコンポーネント名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 入力XML文書がMDLファイルの構造定義と一致しません。
- 対策
- 入力XML文書を確認してください。
KBET0063T-E
XML属性の評価結果の値が不正です。
- メッセージに対応する属性のコンポーネント名がログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 変換後のXML属性データが,MDLファイル中の固定値(#FIXED属性の場合),又は列挙値(属性値の候補が列挙型の場合)と一致しない場合にログファイルに出力されます。
- 次のどちらかの要因が考えられます。
- 固定値,又は列挙値で定義していない値が出現した
- MDLファイル作成時に読み込んだDTDに誤りがある
- 対策
- 次のどちらかの対策を実施してください。
- 入力データを確認
- 必要に応じてMDLファイルに読み込むDTDを修正するか,エラーになったXML属性のマップ式を削除
KBET0064T-E
XML処理命令のターゲット名に不正な文字コードがあります。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- MDLファイル中に定義されたXML処理命令のターゲット名に,XML 1.0で許されない不正な文字列が指定されています。
- 対策
- MDLファイルに定義した処理命令を確認してください。
KBET0065T-E
以下のコンポーネントの出現回数決定式の評価結果が不正です。
- メッセージに対応するコンポーネント名とオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 出現回数決定式の記述に誤りがあります。
- 対策
- 入力データとMDLファイルの出現回数決定式を確認し,必要に応じて出現回数決定式を修正してください。
KBET0066T-E
MDLの内容が不正です。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- MDLファイルをワークステーションのOSのマシンへ転送する手順に誤りがあったことが考えられます。
- 対策
- MDLを確認してください。ワークステーションのOSのマシンへ転送する場合は,バイナリデータとして転送してください。
KBET0067T-E
変数式の評価結果が不正です。
- メッセージに対応するコンポーネント名又はオフセットがログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 次のどれかの要因が考えられます。
- 変数式定義に誤りがある
- 入力データで必要なデータがない
- 値が想定した型と異なる
- 対策
- 入力データとMDL(FDL)ファイルの変数式を見直し,必要に応じて変数式を修正してください。
KBET0068T-S
変換できないMDLが指定されました。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 変換に必要なライセンス製品がインストールされていません。
- 対策
- 必要なライセンス製品をインストール後,再度変換してください。MDLに含まれるフォーマットの規格種別と必要ライセンス製品の対応を次に示します。
表B-5 規格種別と必要ライセンス製品
規格種別 |
必要なライセンス製品 |
CII
CII3 |
uCosminexus Interschema CIIライセンス |
EDIFACT
EDIFACT4 |
uCosminexus Interschema EDIFACTライセンス |
Sea-NACCS
Sea-NACCS用EDIFACT |
uCosminexus Interschema 海上貨物通関ライセンス |
XML |
uCosminexus Interschema XMLライセンス |
KBET0069T-W
出口関数が二重に定義されました。
- メッセージに対応する組み込み関数のIDが,ログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 設定に誤りがある関数は,定義されていないと見なして,処理を続行します。
- 要因
- 同じ組み込み関数のIDに対する出口関数が,[Userfunc_JavaMethodName]セクション及び[Userfunc_ExitfuncName]セクションの両方に定義されています。
- 対策
- 報告された出口関数を使用する場合は詳細情報を確認して,システム情報ファイルを修正後に,再度実行してください。
KBET0070T-E
Java出口関数が見つかりません。
- メッセージに対応する組み込み関数名が,ログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 使用しているJava言語の出口関数が,Java実行環境のクラスパスに見つかりません。
- 対策
- 詳細情報を確認して,対応するJava言語の出口関数をJava実行環境のクラスパス内に配置後に,再度実行してください。
KBET0071T-E
出口関数で未知の例外が発生しました。
- メッセージに対応する組み込み関数名が,ログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- Java言語の出口関数から,ExitFuncExceptionクラス又はExitFuncWarningクラス以外の例外が送出されました。
- 対策
- ExitFuncExceptionクラス又はExitFuncWarningクラスどちらかの例外をスローするように出口関数を作成し直して,再度実行してください。
KBET0072T-E
出口関数の戻り値が不正です。
- メッセージに対応する組み込み関数名が,ログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- 許可されていない値が,出口関数又はExitFuncWarningクラス(Java言語の出口関数の場合だけ)の戻り値として指定されました。
- 対策
- 正しい戻り値を返すように出口関数を作成し直して,再度実行してください。
KBET0073T-S
MDL情報またはスレッド固有情報が不正です。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- MDL情報又はスレッド固有情報が,別のスレッドで使用中です。スレッド間の排他漏れ,又はユーザプログラムの構築が不正です。
- 対策
- APIの使用方法は,Interschemaが示すAPIの実行順序に従っているか,マルチスレッド実行時に必要な情報の排他処理が行われているかを確認してください。
KBET0078T-E
Sea-NACCSデータの電文長が不正です。
- 該当するデータのオフセットが,ログファイルに出力されます。
- システムの処理
- 処理を終了します。
- 要因
- Sea-NACCS EDI電文の電文長がないか,又は数値ではありません。
- 対策
- Sea-NACCSデータの電文長を確認してください。
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