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9.2.8 ETtrans2UpdateThreadContext(スレッド固有情報の更新)

形式
#include  "ETtrans.h"
 
int ETtrans2UpdateThreadContext(
  char *pTC,
  int iLogFlag,
  const char *cszLogFile,
  int iFileAppendFlag,
  int iFNFlag,
  const char *cszOptList)

 

引数
引数 種別 内容
pTC 入出力 変更したいスレッド固有情報を指定します。
iLogFlag 入力 ログの出力方法を指定します。
  • ET_LG_ON:ログ出力あり
  • ET_LG_OFF:ログ出力なし
cszLogFile 入力 スレッド固有情報が使用するログファイル名を指定します。
iFileAppendFlag 入力 ファイルの出力方法を指定します。
  • ET_FA_UPDATE:新規又は上書き
  • ET_FA_APPEND:追加書き
iFNFlag 入力 変換するフォーマットを指定するかどうかを指定します。
  • ET_OP_FNOFF:指定なし
  • ET_OP_FNON :指定あり
cszOptList 入力 コマンドラインで指定できる実行時オプションを指定します。オプションについては,「5.4.1(3) 引数」を参照してください。

説明
ログファイル,実行時オプションなどのスレッド固有情報の情報を変更します。この変更は,変更したスレッド固有情報を使用する関数を呼び出したときに使用されます。
エラーが発生した場合,スレッド固有情報は変更されません。ETtrans2UpdateThreadContext関数を呼び出したときのログは,引数pTCで指定したスレッド固有情報に指定されたログファイルに出力されます。呼び出し中のスレッド固有情報操作関数や変換実行関数がある場合,そこで使用しているものと同じスレッド固有情報を指定しないでください。同じスレッド固有情報を指定して,ETtrans2UpdateThreadContext関数を呼び出した場合は,不正な結果となります。
引数cszLogFileにNULLを指定した場合,又は引数cszLogFileに指定したファイルを作成又は更新できなかった場合は,スレッド固有情報に指定されたログファイルは変更されません。
引数iFileAppendFlag,iFNFlag,及びcszOptListについては,「9.2.6 ETtrans2CreateThreadContext(スレッド固有情報の生成)」を参照してください。

戻り値
戻り値 内容
0x00000000 正常に終了しました。
0x01000010 指定されたログファイルをオープンできないため,ログを初期値のログファイル名で出力,又は標準出力に出力しました。
0x02000000 実行時オプションの指定にエラーがあります。
0x04000000 スレッド固有情報を生成できませんでした。
0x04000002 メモリ不足です。
0x04000008 スレッド固有情報が不正です。
注※
0x01000010は,ほかの値と同時に設定される場合があります。