uCosminexus Interschema ユーザーズガイド

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7.1.3 DTDマージ機能(/IDオプション)

マージ機能を実行して,DTDファイルの変更内容をMDLファイルにマージするには,コマンド「etmerge」の引数として「/ID」オプションを指定します。

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 引数
(3) /IDオプション指定時の注意事項
(4) 実行例

(1) 形式

 
etmerge  /ID  旧MDLファイル  新MDLファイル  DTDファイル  フォーマット名  
      [マップ式ファイル]
 

(2) 引数

/ID
MDLファイルの既存のマップ式,コンポーネント未使用情報,グループ単位出力指定情報,MDL上で編集された式及び順序決定値を保持しながら,DTDファイルの変更内容をMDLファイルにマージする機能を実行するオプションです。

旧MDLファイル
変更前のMDLファイル名を指定します。種別は入力です。

新MDLファイル
DTDファイルをマージした後のMDLファイル名を指定します。旧MDLファイルと同じファイルを指定してもかまいません。種別は出力です。

DTDファイル
MDLファイルにマージするDTDファイル名を指定します。種別は入力です。

フォーマット名
MDLファイルにマージするDTDフォーマット名を指定します。種別は入力です。

マップ式ファイル
旧MDLファイルに定義されているすべてのマップ式を出力するマップ式ファイル名を指定します。種別は出力です。この指定は省略できます。省略した場合は,「MAPEXP.txt」ファイル(Interschemaのインストールディレクトリ\bin下に格納)にマップ式を出力します。

(3) /IDオプション指定時の注意事項

(4) 実行例

DTDマージ機能の実行例を次に示します。

旧MDLファイル「OLD.mdl」のDTDフォーマット「Format1」の内容を,DTDファイル「UPDATE.dtd」の内容にマージして,新MDLファイル「NEW.mdl」に出力します。旧MDLファイル「OLD.mdl」に定義されていたマップ式は,マップ式ファイル「MAPFILE.txt」に出力します。

 
etmerge  /ID  OLD.mdl  NEW.mdl  UPDATE.dtd  Format1  MAPFILE.txt