uCosminexus Interschema ユーザーズガイド

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3.2.1 フォーマット名の定義

まず,定義したフォーマットを格納するためのドキュメントを作成します。

  1. [ファイル]−[新規作成]を選択します
    ドキュメントウィンドウが表示されます。

    図3-6 ドキュメントウィンドウ

    [図データ]

    次に,ドキュメントウィンドウ内にフォーマットを新規作成して,フォーマット名などのプロパティを定義します。
  2. [挿入]−[フォーマット]を選択します
    [フォーマットのプロパティ]ダイアログが表示されます。作成するフォーマット全体に対するプロパティを定義します。

    図3-7 [フォーマットのプロパティ]ダイアログ

    [図データ]

    ダイアログの設定内容は次のとおりです。
    • フォーマット名
      作成するフォーマットの名前を入力します。ここでは「FIX1」とします。
    • 入出力種別
      フォーマットの入出力種別は,データの特性によって使い分けます。固定長データの場合は,入力データと出力データの構造にほとんど差がないので,ここでは「入出力兼用」を選択します。
    • コメント
      フォーマットの対応するデータについて,簡単にコメントを記述します。コメントはデータに直接関係するものではありません。型及び構造のプロパティでのコメントについても同様です。
    次に,フォーマットの全体の詳細内容を設定します。
  3. [フォーマットのプロパティ]ダイアログで[詳細]ボタンをクリックします
    [フォーマットの詳細]ダイアログが表示されます。このダイアログには,[データ属性]タブと[文字コード]タブの2種類のタブがあります。各タブの設定内容について次に説明します。

    図3-8 [フォーマットの詳細]ダイアログの[データ属性]タブ

    [図データ]

    ダイアログの設定内容は次のとおりです。
    • データ格納形式
      このメッセージで扱うデータのエンディアンの指定は,2進数やUnicodeの文字列のバイト順を示すものです。2進数を扱わないデータでは特に意識する必要はないので,ここでは「ビッグエンディアン」を指定します。
    • 文字列サイズ指定方法
      このメッセージで扱うデータはすべて固定サイズなので,サイズ計算方法は「バイト数」を指定します。
    • 不正な文字コードをスペースに置換する
      不正な文字コードがあった場合は常にエラーとするように,ここでは選択しません。選択した場合は,変換実行時のオプションで,エラーとするかどうか動的に変更できます。
    • データがサイズを超えたら一部を切り捨てる
      出力時のデータが規定したサイズを超えた場合は常にエラーとなるように,ここでは選択しません。選択した場合は,変換実行時のオプションで,エラーとするかどうか動的に変更できます。
    • 不要な文字を削除する
      入力データに対しては埋め字をデータと見なされないようにするため,ここでは選択します。

      図3-9 [フォーマットの詳細]ダイアログの[文字コード]タブ

      [図データ]

    ダイアログの設定内容は次のとおりです。
    • 1バイト文字列
      このメッセージでは,要素「品名」以外に使用する文字は1バイトコードなので,初期値の1バイト文字列には「8ビットJIS,カナあり」を指定します。各要素の文字コードの初期設定値がこのダイアログで指定した文字コードと同じであれば,後述する要素の型定義で文字コードを宣言する必要はありません。
    上記以外は,初期設定のままとします。
  4. 文字コードを指定したら,[フォーマットの詳細]ダイアログで[OK]ボタンをクリックします
    [フォーマットの詳細]ダイアログが閉じて,[フォーマットのプロパティ]ダイアログに戻ります。
  5. [フォーマットのプロパティ]ダイアログで[OK]ボタンをクリックします
    [フォーマットのプロパティ]ダイアログが閉じて,ツリービューに「FIX1」というアイテム名のフォーマットが作成されます。フォーマットのアイテムの下には,次に示す四つのフォルダアイテムが作成されます。

    [図データ]

次に,型を定義します。