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3.1.1 FDLファイルの作成手順

FDLエディタでは,入力データ,出力データのデータの構造に基づいてフォーマットを作成します。定義したフォーマットをファイルとして保存したものをFDLファイルと呼びます。

[図データ]

FDLファイルの作成手順を次に示します。

図3-1 FDLファイルの作成

[図データ]

手順について次に説明します。

  1. フォーマット名の定義
    作成するフォーマットの名前を付けたり,フォーマット全体に対するプロパティを定義したりします。一つのFDLファイルには,複数のフォーマットを定義できます。
  2. 型の定義
    変換するデータの要素の属性やサイズを定義します。
  3. セパレータの定義
    構造内で使用するセパレータに名前を付けて値を定義します。構造内でセパレータを使用しないデータの場合,セパレータを作成する必要はありません。また,構造を定義する場合に直接セパレータの値を指定するときも,作成する必要はありません。
  4. 変数の定義
    変換時に使用する変数の名前や値を定義します。変数を使用しないデータの場合,変数を定義する必要はありません。
  5. 構造の定義
    変換するデータの構造やコンポーネントを定義します。
  6. フォーマットの検証
    チェックコマンドで,フォーマットの定義内容の正当性を検証します。MDLエディタにフォーマットを読み込んでマッピングする前に,チェックコマンドを実行してフォーマットの定義内容にエラーがないか確認する必要があります。
  7. FDLファイルの保存
    FDLに名前を付けて保存します。これでFDLファイルが作成できます。FDLファイルの拡張子は,「.fdl」です。