uCosminexus Interschema ユーザーズガイド
Interschemaの特長を次に示します。
Interschemaでは,ユーザ独自のフォーマットのデータとXMLフォーマットのデータを相互に変換できます。また,XMLフォーマット間でデータを相互に変換できます。汎用性の高いXMLフォーマットを適用することで,XMLを解析するアプリケーションを利用し,データを再活用できます。
XML文書を変換するための変換情報は,MDLエディタで,対応するDTDファイルをフォーマットとして取り込んで作成します。
Interschemaでは,ユーザ独自のフォーマット間でデータを相互に変換できます。
Interschemaでは,ユーザ独自のフォーマットのデータとEDI標準規格フォーマットのデータを相互に変換できます。また,EDI標準規格のフォーマット間でデータを相互に変換できます。
EDI標準規格のフォーマットでデータを変換する場合は,電子データ交換ツール又はInterschemaが提供するEDI標準規格の辞書のフォーマットを使用できます。Interschemaが対応しているEDI標準規格を次に示します。
また,海上貨物通関情報処理システム(Sea-NACCS)のフォーマットにも対応しています。
それぞれの内容について説明します。
CII標準は,財団法人 日本情報処理開発協会の産業情報化推進センターによって定められた国内でのEDIの標準規格です。
EIAJは,日本電子機械工業会によって定められたEDI標準規格です。CIIシンタックスルールの範囲内で,EIAJ標準のデータに変換できます。
UN/EDIFACT(行政,商業,運輸のための電子データ交換に関する国連規格)は,国際連合によって定められた国際的なEDIの標準規格です。
JEDICOSは,財団法人 流通システム開発センターによって定められた国内流通業界でのEDIの標準規格です。EDIシンタックスルールはEDIFACTに従います。
Sea-NACCSは,厚生労働省や財務省などの各省庁と輸出入関連の民間業界をネットワークで接続し,通関に関する一連の手続きを処理するシステムです。このシステムで扱う電文には次の2種類があります。
Interschemaでは,伝票や帳票などのデータのフォーマットをFDLエディタで定義します。FDLエディタでは,データ構造をツリー構造で表現します。ツリー構造でデータをドラッグ&ドロップしたり,表示されるダイアログに定義内容を入力したりして構造を定義するため,複雑になりがちなデータ構造が分かりやすくなります。
フォーマットの定義例を,次に示します。
図1-3 フォーマットの定義例
変換元のデータのフォーマットと変換後のデータのフォーマットとのマッピングは,MDLエディタで定義します。MDLエディタでは,画面上で要素をドラッグ&ドロップして容易にマッピングできます。
データ要素のマッピングの例を,次に示します。
図1-4 データ要素のマッピングの例
Interschemaでは,データ変換処理のAPIを提供しているので,既存のユーザ業務プログラムにデータ変換処理を組み込むことができ,ユーザ業務プログラムの機能を向上できます。なお,APIを使用すると,ファイル化されているデータだけでなく,メモリ上にロードされているデータも変換できます。
変換情報(マッピング)の定義は式で記述できます。式には演算子や関数を使用できます。Interschemaでは,標準で提供している関数以外に,ユーザが定義した関数を組み込んで使用できるため,より複雑なデータ変換処理が実行できます。
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