COBOL2002 Javaプログラム呼び出し機能ガイド
ここでは,Javaプログラム呼び出し機能が提供する配列オブジェクト操作のサービスルーチンについて説明します。
CBLJNEWARRAYサービスルーチンは,配列オブジェクトのインスタンスを生成して,そのJavaオブジェクト参照を返します。
取得したJavaオブジェクト参照の扱いは,必ずJavaオブジェクト参照の使用ガイドラインに従ってください。Javaオブジェクト参照の使用ガイドラインについては,「3.2.5 Javaオブジェクト参照の使用ガイドライン」を参照してください。
CALL 'CBLJNEWARRAY' USING 引数1 引数2 引数3 引数4. |
表6-9 配列の型と配列の型を示す文字列
項番 | 配列の型 | 配列の型を示す文字列 |
---|---|---|
1 | byte配列 | [B |
2 | char配列 | [C |
3 | short配列 | [S |
4 | int配列 | [I |
5 | long配列 | [J |
6 | float配列 | [F |
7 | double配列 | [D |
8 | boolean配列 | [Z |
9 | オブジェクト配列 | [Lクラス完全修飾名; |
10 | 配列オブジェクトの配列 | [配列の型の文字列 |
[[Ljava/lang/String;
CBLJARRAYLENGTHサービスルーチンは,配列オブジェクトの要素数を返します。
CALL 'CBLJARRAYLENGTH' USING 引数1 引数2 引数3. |
CBLJSETOBJARRAYサービスルーチンは,オブジェクト型の配列オブジェクトのインデクスが示す要素に,オブジェクトを格納します。
CALL 'CBLJSETOBJARRAY' USING 引数1 引数2 引数3 引数4. |
CBLJGETOBJARRAYサービスルーチンは,オブジェクト型の配列オブジェクトのインデクスの示す要素からオブジェクトを取り出します。
取り出したJavaオブジェクト参照の扱いは,必ずJavaオブジェクト参照の使用ガイドラインに従ってください。Javaオブジェクト参照の使用ガイドラインについては,「3.2.5 Javaオブジェクト参照の使用ガイドライン」を参照してください。
CALL 'CBLJGETOBJARRAY' USING 引数1 引数2 引数3 引数4. |
CBLJGETARRAYADDRサービスルーチンは,基本型の配列オブジェクトから基本型配列のアドレスを取得します。
操作が完了した基本型配列の内容はCBLJRELEASEARRAYサービスルーチンで配列オブジェクトに反映します。
CALL 'CBLJGETARRAYADDR' USING 引数1 引数2 引数3. |
CBLJRELEASEARRAYサービスルーチンは,CBLJGETARRAYADDRで取得した基本型配列の内容変更を配列オブジェクトに反映させて,基本型配列の領域を解放します。
CALL 'CBLJRELEASEARRAY' USING 引数1 引数2 引数3. |
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