COBOL2002 ユーザーズガイド

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38.2.11 デバッグ

<この項の構成>
(1) CBLABNLST
(2) CBLDDUMP
(3) CBLDATADUMPFILE
(4) CBLEXCEPT
(5) CBLPRMCHKW
(6) CBLTDEXEC
(7) CBL_FLSRVDUMP

(1) CBLABNLST

異常終了時要約情報リストの出力先を指定します。

詳細は,「39.2 異常終了時要約情報リスト」を参照してください。

(2) CBLDDUMP

異常終了時のデータ領域ダンプの出力先を指定します。詳細については,「39.3 データ領域ダンプリスト」を参照してください。

(3) CBLDATADUMPFILE

CBLDATADUMPサービスルーチンによるデータ領域ダンプの出力先を指定します。詳細は「39.3.2 データ領域ダンプリストの出力先」を参照してください。

(4) CBLEXCEPT

この環境変数にTHROWを指定すると,-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeのどれかを指定したプログラムの実行中に,例外が発生した場合,COBOLのデバッグ情報を出力して上位プログラムへ例外コードをスローします。詳細は,「39.7 COBOLが検出するハードウェア例外およびソフトウェア例外」の「(3) COBOL実行時ライブラリが検出する例外」を参照してください。

(5) CBLPRMCHKW

形式
CBLPRMCHKW={YES|NOCHK}

YES
テストデバッグ中のプログラム間整合性エラーを警告化します。

NOCHK
-DebugCompatiオプション指定時でもプログラム間整合性チェックはしません。

プログラム間の引数および返却項目に関するエラーがあることがわかっているが,異常終了させないでテストデバッグまたはプログラムを実行したいときに指定する環境変数です。

詳細は,「39.4.2 整合性チェックの警告エラー出力」を参照してください。

(6) CBLTDEXEC

プログラムの開始と同時に,次のテストデバッガの機能を連動させるときに指定します。この環境変数は,デバッグの対象となるプログラムを起動する前に指定しておく必要があります。

プログラムからの連動実行の詳細は,マニュアル「COBOL2002 操作ガイド」を参照してください。

なお,CGIプログラムやOpenTP1から起動されるプログラムなど,プログラムがWindowsのサービス機能から起動された場合,リモートデスクトップ接続などでリモートアクセスしたクライアントからではなく,サーバ上でデバッグ操作をしてください。

注※
CGIプログラムとOpenTP1から起動されるプログラムは,32bit版PC(x86) COBOL2002で有効です。

形式
CBLTDEXEC={TD|CV 〔引数〕|CN 〔引数〕}

TD引数
GUIモードのテストデバッグを連動実行します。

CV引数
カバレージ採取を連動実行します。

CN引数
カウントを連動実行します。

(7) CBL_FLSRVDUMP

COBOL入出力サービスルーチンのデバッグ情報を出力するファイル名を指定します。詳細は,「13.5.2 インタフェース領域のダンプ出力」を参照してください。