COBOL2002 操作ガイド
レコード仕様を定義するウィンドウを次に示します。レコード仕様定義ウィンドウは,レコード定義ファイル(.rdf)の数と同じ数だけ表示されます。
図7-4 レコード仕様定義ウィンドウ
レコード仕様定義ウィンドウには,レコード定義ウィンドウと属性設定ウィンドウが表示されます。属性設定ウィンドウでレコード仕様を定義すると,データ項目が自動的にレコード定義ウィンドウに表示されます。
- <この項の構成>
- (1) レコード定義ウィンドウ
- (2) 属性設定ウィンドウ
レコード定義ウィンドウには,属性設定ウィンドウで定義した情報が表示されます。また,このウィンドウでは,データ項目を編集できます。データ項目の編集の操作は,「7.5 データ項目の編集」を参照してください。
属性設定ウィンドウでは,レコード仕様をキーおよびマウスで定義します。レコード仕様の定義時には,COBOLのシンタックスレベルのエラーがチェックされます。
次に,属性設定ウィンドウの項目について説明します。
- レベル
- 1から49までのレベル番号を設定します。
- 項番
- レコード定義ウィンドウ中の対応するデータ項目の左端の数字と対応しています。
- 位置
- データ項目のレコード先頭からのバイト数が表示されます。
- ただし,サイズに最大値を指定した場合は,位置の表示は保証しません。
- データ名
- データ項目の名称を設定します。デフォルトは「FILLER」です。
- USAGE/PICTURE
- 次の属性の中から,データ項目のタイプを指定します。
X 英数字
E 外部浮動
A 英字
1 内部ブール
N 日本語
8 外部ブール
G 集団項目
XE 英数字編集
B 2進
Z 数字編集
P 内部10進
NE 日本語編集
9 外部10進
T アドレス
F 単精度浮動
I インデックス
D 倍精度浮動
- サイズ
- データ項目に必要なサイズを設定します。設定方法は,「USAGE/PICTURE」ドロップダウンリストで選択した項目によって異なります。
- ・英数字,英字,日本語:文字数を指定する
- ・2進,内部10進,外部10進:けた数を指定する
- ( p.qまたはp,q:pは整数部,qは小数部)
- ・内部ブール,外部ブール:ブール文字数を指定する
- ・その他:設定できない
- 反復
- 項目の反復回数を設定します。
- 編集用PICTURE
- データ項目のタイプが編集項目(英数字編集,数字編集,日本語編集)と外部浮動のときPICTURE文字列を設定します。
- データ項目のタイプは,USAGE/PICTUREで設定します。
- 初期値
- データ項目の初期値を設定します。
- 指標名
- 反復するデータ項目に指標を付けたいときに指標名を設定します。
- SIGN
- 次の情報の中から符号情報を指定します。
1 SIGN なし
2 SIGN あり
3 SIGN IS LEADING SEPARATE
4 SIGN IS TRAILING SEPARATE
5 SIGN IS LEADING
6 SIGN IS TRAILING
- 再定義名
- データ領域を再定義する場合のデータ名を設定します。
- アドレス名
- データをアドレス操作する場合,アドレス名を設定します。
- CHAR TYPE
- レコードを出力するときに,データ項目の前に機能キャラクタを自動挿入することを指定します。次の指定ができます。
KEIS
POINT-l 値 0〜127
GAP-m 値 0〜511
FORMAT-n 値 0〜127
INTERVAL-i 値 0〜127
WIDE
- JUST
- 右にけた寄せをするかどうかを指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。
- BLANK WHEN ZERO
- 項目の値が0のときに空白にするかどうかを指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。
- EXTERNAL
- 外部属性の有無を指定します。ありを指定した場合,DYNAMICかどうかも指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。
- GLOBAL
- 大域属性の有無を指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。
- SYNC
- 計算機の固有の境界に従った項目の配置をするかどうかを指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。
- 注釈
- データ項目に関する注釈を設定します。
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