ファイル仕様を定義するウィンドウを次に示します。ファイル仕様定義ウィンドウは,ファイル定義ファイル(.flf)の数と同じ数だけ表示されます。
図7-3 ファイル仕様定義ウィンドウ
ファイル仕様定義ウィンドウの[レコード情報]ボタンを選ぶと,次に示すダイアログボックスが表示されます。
ファイル仕様定義ウィンドウの[見出し情報]ボタンを選ぶと,次に示すダイアログボックスが表示されます。
ファイル仕様定義ウィンドウの[ISAM情報]ボタンを選ぶと,ISAMファイルを作成するためのダイアログボックスが表示されます。詳細は「7.6 ISAM情報」を参照してください。
次に,ファイル仕様定義で定義する項目について説明します。
項目は,キーおよびマウスで定義できます。また,ファイル仕様の定義時には,COBOLのシンタックスレベルのエラーがチェックされます。
- ファイル名
- COBOLプログラム内で使用するファイル名称を指定します。
- ファイル編成
- ファイル編成(順編成,相対編成,索引順編成,テキスト編成)を指定します。
- レコード形式
- 次の形式からレコードの形式を指定します。
1 F 固定長
2 FB ブロック化固定長
3 V 可変長
4 VB ブロック化可変長
5 S スパンド
6 U 不定長
- レコード長
- レコード形式が,F,FB,V,VBのときだけ指定します。
- ISAMファイル作成時には,必ず指定する必要があります。
- 最小レコード長
- レコード形式が,V,VBのときだけ指定します。
- ISAMファイル作成時には,必ず指定する必要があります。
- EXTERNAL
- 外部属性の有無を指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。
- GLOBAL
- 大域属性の有無を指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフになっています。
- レコード長設定エリア名
- レコード形式が,V,VBのときだけ有効です。COBOLプログラムの実行時に,可変長レコードのサイズを設定するデータ項目名称を記入します。
- ブロック長
- レコード形式が,FB,VBのときだけ指定します。
- レコード定義ファイル名,COPY原文名
- このファイル仕様に関連するレコード仕様を定義したレコード定義ファイル(.rdf)の名称,およびそこから生成されるCOBOLソースファイル名を10個まで設定できます。
- レコード定義ファイル名には,「.rdf」以外の拡張子は指定できません。
- COPY原文名には,「.cbl」「.cob」「.ocb」「.cbf」「.ocf」以外の拡張子は指定できません。
- レコード定義ファイル名または,COPY原文名に誤りがある場合は,メッセージボックスに次のエラーメッセージが表示されます。
- レコード定義ファイルの場合
- レコード定義ファイル名として正しい文字を入れてください。
- COPY原文名の場合
- COPY原文名として正しい文字を入れてください。
- また,これらの項目は省略できます。COPY原文名を指定しなかった場合,レコード定義ファイル名の拡張子を(.cbl)にしたものが仮定されます。
- なお,レコード定義ファイル名をダブルクリックすると,そのレコード仕様定義を開くことができます。
- 業務名称
- 対象業務の名称を設定します。
- ファイル区分
- マスタ,トランザクション,蓄積ファイルなどファイルの種別を設定します。
- 概要
- ファイルに関する概要を設定します。
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