COBOL2002 操作ガイド

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7.4 定義ファイルの操作

ファイル/レコード仕様を定義するには,ファイル定義ファイル,またはレコード定義ファイルが開いている必要があります。既存の定義ファイルを指定してファイル/レコード定義を開始した場合は,定義ファイルは自動的に開きます。それ以外の方法で定義を開始した場合は,ファイル/レコード定義のウィンドウで定義ファイルを開く必要があります。

定義ファイルを開くには,新規に作成する方法と既存のファイルを開く方法があります。

また,ファイル/レコード定義のウィンドウでは,複数の定義ファイルを開いて,同時にファイル仕様とレコード仕様を定義できます。

<この節の構成>
(1) 定義ファイルの作成
(2) 定義ファイルのオープン
(3) 定義ファイルの保存

(1) 定義ファイルの作成

  1. [ファイル]メニューから[新規作成]を選ぶ。
    次に示すダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. 必要な項目を指定する。
    • 定義の種別
      定義ファイルをファイル仕様にするか,レコード仕様にするか選びます。
    • PICTURE句情報
      CURRENCY SIGN…PICTURE句で,通貨編集用文字を表す1文字の英数字定数を指定します。デフォルトは「\」です。
      DECIMAL-POINT…PICTURE句の文字列,および数字定数でのコンマとピリオドの機能を入れ替えたい場合,COMMAを指定します。
  3. [OK]ボタンを選ぶ。
    新規の定義ファイルが開きます。

(2) 定義ファイルのオープン

(a) メニュー操作の場合
  1. [ファイル]メニューから[開く]を選ぶ。
    ファイルを指定するダイアログボックスが表示されます。
  2. リストボックスから目的の定義ファイルを選ぶ。またはファイル名テキストボックスに定義ファイル名を入力する。
  3. [開く]ボタンを選ぶ。
    指定した定義ファイルが開きます。
(b) マウス操作の場合
  1. エクスプローラで,ファイル定義ファイル(.flf)またはレコード定義ファイル(.rdf)をドラッグし,ファイル/レコード定義のウィンドウ中にドロップする。

(3) 定義ファイルの保存

(a) 上書き保存
  1. [ファイル]メニューから[上書き保存]を選ぶ。
    定義したファイル/レコード仕様情報が,既存の定義ファイルにそのまま保存されます。
(b) 名前を付けて保存
  1. [ファイル]メニューから[名前を付けて保存]を選ぶ。
    ファイル名を設定するダイアログボックスが表示されるので,ファイル名を入力してください。
  2. [保存]ボタンを選ぶ。
    指定した名でファイルが作成されます。ファイル名には拡張子(.flfまたは.rdf)が自動的に付きます。