COBOL2002 操作ガイド
このマニュアルは,次に示すプログラムプロダクトの機能と操作方法について説明したものです。
対象読者
このマニュアルは,開発マネージャ,テストデバッガなどの開発ツールの使用方法を知りたい方を対象としています。また,COBOLの基本的な言語仕様とWindowsの操作方法について理解していることを前提としています。
Windows Vista以降のOSでCOBOL2002をお使いになる場合は,必要に応じて「付録B Windows Vista以降のOSでの使用上の注意事項」をお読みください。
64bit版PC(x64) COBOL2002をお使いになる場合は,必要に応じて「第4編」の「17. 64bitアプリケーションの開発」をお読みください。
このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用する記号を次に示します。
記号 | 意味 |
---|---|
[ ]キー | 文字キーやF(ファンクション)キーを意味する。 |
[ ]+[ ]キー | +の前のキーを押したまま,あとのキーを押すことを意味する。 |
{ } | この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを意味する。項目が縦に複数行にわたって記述されている場合は,そのうちの1行分を選択する。 |
{ }+ | この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを意味する。同じ要素の繰り返し指定はできないが,異なる要素であれば,複数指定できる。例えば,{A|B|C}+と表記されている場合は,A・B・Cをすべて選択してもよい。項目が縦に複数行にわたって記述されている場合は,そのうちの1行分を選択する。 |
〔 〕 | この記号で囲まれている項目は,省略してもよいことを意味する。 複数の項目が縦または横に並べて記述されている場合には,すべてを省略するか,記号{ }と同じく,どれか一つを選択することを意味する。 |
… | 記述が省略されていることを意味する。この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個指定できる。 |
下線 | 括弧で囲まれた複数の項目のうち1項目に対して使用され,括弧内のすべてを省略したときにシステムが仮定する標準値を意味する。 |
| | 横に並べられた複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」を意味する。 |
オペランドの名称の短縮形を示す。この記号で囲まれている文字だけを指定すれば短縮形となる。 | |
[ ] | ウィンドウのメニューバーから選択するメニュー,コマンド,またはボタンを意味する。 |
キーの表記
このマニュアルでのジェネリックキー表記と,ご利用のキーボードのキー表記は異なる場合があります。キーの対応については,Windowsのマニュアルを参照して確認してください。
Windowsの用語の表記
このマニュアルでは,次の用語についてWindows XP,Windows Vista,Windows Server 2003,Windows 7,Windows Server 2008の表記を使用します。Windows 8,Windows Server 2012,Windows 10をご使用になる場合は,表記を読み替えてください。
Windows XP,Windows Vista,Windows Server 2003,Windows 7,Windows Server 2008の用語 | Windows 8,Windows Server 2012,Windows 10の用語 |
---|---|
ログオン | サインイン |
ログオフ | サインアウト |
[COBOL2002]下のメニューと,ウィンドウのタイトルバーの表記
64bit版PC(x64) COBOL2002の場合,Windowsのプログラム一覧にある[COBOL2002]下のメニューと,ウィンドウのタイトルバーには,末尾に「64bit」が付きます。このマニュアルでは,32bit版PC(x86) COBOL2002のメニューとタイトルバーの表記を使用します。64bit版PC(x64) COBOL2002をご使用になる場合は,表記を読み替えてください。
32bit版PC(x86) COBOL2002での表記 | 64bit版PC(x64) COBOL2002での表記 |
---|---|
COBOL2002 | COBOL2002 64bit |
COBOLエディタ for COBOL2002 | COBOLエディタ for COBOL2002 64bit |
COBOLコマンドプロンプト for COBOL2002 | COBOLコマンドプロンプト for COBOL2002 64bit |
ODBCレコード定義生成 for COBOL2002 | ODBCレコード定義生成 for COBOL2002 64bit |
カバレージ for COBOL2002 | カバレージ for COBOL2002 64bit |
テストデバッガ for COBOL2002 | テストデバッガ for COBOL2002 64bit |
ファイル・レコード定義 for COBOL2002 | ファイル・レコード定義 for COBOL2002 64bit |
画面定義 for COBOL2002 | 画面定義 for COBOL2002 64bit |
開発マネージャ for COBOL2002 | 開発マネージャ for COBOL2002 64bit |
実行支援 for COBOL2002 | 実行支援 for COBOL2002 64bit |
コンパイラオプション,および環境変数について
このマニュアルには,Windows Vista以降のOSでは使用できないコンパイラオプション,および実行時環境変数についても記載しています。
使用できないコンパイラオプションについては「付録B.5 Windows Vista以降のOSで使用できないコンパイラオプション(32bit版PC(x86) COBOL2002で有効)」を,使用できない実行時環境変数については「付録B.6 Windows Vista以降のOSで使用できない実行時環境変数(32bit版PC(x86) COBOL2002で有効)」をそれぞれ参照してください。
このマニュアルには,64bit版PC(x64) COBOL2002では使用できないコンパイラオプション,および環境変数についても記載しています。
使用できないコンパイラオプションについては「17.1.2 使用できないコンパイラオプション」を,使用できない環境変数については「17.1.3 使用できない環境変数」をそれぞれ参照してください。
プログラム例について
このマニュアルのプログラム例は,断り書きがない場合は32bit版PC(x86) COBOL2002用です。プログラム例を64bit版PC(x64) COBOL2002で使用するには,プログラムの記述に変更が必要な場合がありますのでご注意ください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2013, 2016, Hitachi, Ltd.