5.1.2 組み込みデータベースに問題が起こったときの対処
組み込みデータベースに問題が起こったときの対処を次の表に示します。
問題 |
対処 |
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Windowsのイベントビューアに,容量が不足したことを示すメッセージが表示される。メッセージを次に示す。 KFPH00211-I,KFPH00212-I,KFPH22037-W,KFPH22038-W |
組み込みデータベースを再編成し,空き容量を増やしてください。 再編成を実行しても問題が解消しない場合は,組み込みデータベースをいったんアンセットアップして,再セットアップを実行してください。その際,十分な空き容量があるドライブに組み込みデータベースを再作成してください。 |
動作が遅く感じられる。 |
データを格納する領域が断片化されていることが考えられます。組み込みデータベースを再編成し,空き容量を増やしてください。 |
「内部エラー:」で始まるメッセージが表示された。 |
内部エラーが起こっています。必要なファイルを不当に削除していないかどうか,またはフォルダのアクセス権が正しく設定されているかどうかを確認してください。 エラーの原因に心当たりがない場合は,ログファイルを退避して保守員に連絡してください。退避が必要なログファイルについては,「5.1.6 保守員に連絡するときに必要なファイルの格納場所」を参照してください。 |
コマンドを実行したら,ユーザーアカウント制御に関するエラーが複数回表示されて実行できない。 |
ユーザーアカウント制御(UAC)が有効な状態で,DBユティリティ コマンドプロンプトを管理者権限で実行していないことが考えられます。 DBユティリティ コマンドプロンプトを管理者として実行してから,コマンドを実行してください。 |
コマンドの実行中にキャンセルしたら,DBユティリティのコマンドが動作しなくなった。 |
ealsコマンドで組み込みデータベースの稼働状況を確認してください。稼働状況がONLINE以外の状態が続く場合は,Windowsを再起動してください。 Windowsを再起動しても稼働状況がONLINEに切り替わらない場合は,組み込みデータベースのセットアップに失敗している,または組み込みデータベースが壊れていることが考えられます。組み込みデータベースをアンセットアップしたあとに,再セットアップを実行してください。 |
組み込みデータベースのサービスが起動しない。 |
組み込みデータベースでウィルスチェックが実行されていることが原因です。 組み込みデータベースプログラム格納先フォルダ,および組み込みデータベース作成フォルダは,COBOLソース解析およびデータ影響波及分析の稼働時にはウィルスチェックを実行しないように設定を変更してください。 |
関連項目