5.1.3 ウィルス対策ソフト実行時の注意
ウィルス対策ソフトの影響で,COBOLソース解析またはデータ影響波及分析が使用しているファイルおよびフォルダに対して排他制御によるロックが掛かり,次の現象が起こることがあります。
- COBOLソース解析またはデータ影響波及分析が起動できない
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COBOLソース解析およびデータ影響波及分析の起動時に参照する組み込みデータベースにロックが掛かり,起動に失敗することがあります。
- 定義を変更できない
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COBOLソース解析の環境設定情報ファイルまたはデータ影響波及分析の調査状態保存ファイルにロックが掛かり,ファイルの変更に失敗することがあります。
- ログが出力されない
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COBOLソース解析のログファイルにロックが掛かり,ログが出力できなくなることがあります。
- COBOLソース解析またはデータ影響波及分析の操作が異常終了する
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COBOLソース解析またはデータ影響波及分析の操作で使用するファイルにロックが掛かり,異常終了することがあります。
COBOLソース解析またはデータ影響波及分析の稼働中にウィルスチェックを実行する場合は,次のフォルダを対象から外してください。
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インストール時に指定したフォルダ下のCOBOL2002 Professional Tool Kitフォルダ
デフォルトのインストールフォルダのパス名を次に示します。
32bit版のWindowsの場合
C:¥Program Files¥Hitachi¥COBOL2002 Professional Tool Kit
64bit版のWindowsの場合
C:¥Program Files (x86)¥Hitachi¥COBOL2002 Professional Tool Kit
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組み込みデータベースを作成したフォルダ
セットアップコマンドを「easetup -p 20411 -d D:¥COBOL¥DB」と指定した場合は「D:¥COBOL¥DB」です。
また,COBOLソース解析またはデータ影響波及分析を開始する前に,上記のフォルダに対してのウィルスチェックが完了していることを確認してください。
関連項目