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COBOL2002 Professional製品 導入ガイド


4.3 ほかのマシンに解析環境を移行する

バックアップとリストアを利用して,Windowsマシンの解析環境を別のWindowsマシンに移行できます。この手順を使用すると,移行元の解析環境はそのままで,移行先のWindowsマシンに解析環境を複写することもできます。

移行するときは,Windowsマシンをネットワークで接続し,必要なファイルをネットワーク経由でコピーしたあとで,移行後のマシンでCOBOLソース解析およびデータ影響波及分析の環境を構築します。

COBOL2002 Developer Professionalのバージョンおよびリビジョンが異なる場合は,取得したバックアップはリストアに使用できません。

図4‒2 解析環境の移行

[図データ]

作業の手順

  1. 移行元のWindowsマシンでeabackupコマンドを実行して,組み込みデータベースのバックアップを取得します。

  2. 移行後のWindowsマシンで,COBOL2002 Developer Professionalのインストールおよびセットアップを実行します。

    インストール先フォルダと組み込みデータベースのフォルダパスは,バックアップを取得したCOBOL2002 Developer Professionalの設定に合わせてください。インストール先フォルダと組み込みデータベースのフォルダパスは,ローカルマシンのドライブ下に設定してください。

  3. 移行後のWindowsマシンに,取得したバックアップファイルを格納します。

  4. 移行後のWindowsマシンでearstrコマンドを実行して,バックアップから組み込みデータベースをリストアします。

    COBOLソース解析およびデータ影響波及分析の各種の設定が,バックアップを取得した時点の設定内容に復元されます。

バックアップを取得するときは,取得する対象として次のデータベースを選択できます。

リストアするときは,バックアップファイルが上記のどの範囲で取得されたかを確認してください。バックアップを取得した範囲は,バックアップのコマンド(eabackupコマンド)のログファイル(データベース退避情報ファイル)の内容で確認できます。

関連項目