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COBOL2002 Professional製品 導入ガイド


4.2 COBOLソース解析の解析環境を保存して利用する

COBOLソース解析の解析環境を保存して利用する手順です。

COBOLソース解析を使用するときには,解析対象プロジェクトを設定する画面でCOBOL資産のソースファイル一式を追加します。少数のファイルであれば追加に時間はそれほど掛かりませんが,10,000ファイル以上を一括して追加する場合は時間が掛かります。さらに,追加した状態を保存しておいて,再度同じCOBOLソースファイル一式を解析する場合があります。

このような場合は,COBOLソース解析で設定した解析環境(環境設定情報)を保存して利用できます。環境設定情報ごとに保存して,必要なときに同じ解析環境を使用,またはほかのWindowsマシンで使用できます。

取得対象の環境設定情報
  • COBOLソース解析の解析対象プロジェクトと,プロジェクトに含まれるCOBOLソースファイル一覧,解析/生成オプション

取得対象でない環境設定情報
  • COBOLソース解析のソース解析情報(HTMLファイル,CSVファイル),COBOLソースファイル

  • データ影響波及分析の各種データ

    図4‒1 環境設定情報の操作

    [図データ]

作業の手順

  1. eaenvsaveコマンドを実行して,環境設定情報を保存します。

    コマンドに指定した環境設定情報ファイルの保存先に,環境設定情報が保存されます。

  2. eaenvloadコマンドを実行して,環境設定情報を読み込みます。

    コマンドに指定した環境設定情報ファイルの情報を基に,現在使用しているCOBOLソース解析に環境設定情報が反映されます。

注意事項

環境設定情報の読み込みを実行すると,それまで使用していたCOBOLソース解析用データベース内のデータはすべて削除されます。eaenvloadコマンドを実行するときは,組み込みデータベースのバックアップを事前に取得しておくことをお勧めします。

関連項目