Groupmax クライアント Version 6 運用・構築ガイド
- <この項の構成>
- (1) ダイアルアップ接続のパーソナルコンピュータからログインするときは,ほかのパーソナルコンピュータからログアウトしてから
- (2) メール着信のメッセージが表示されたら,[最新の情報に更新]を実行してメールの一覧を表示する
- (3) 同名のファイル同士は,異なるディレクトリ下にあっても添付ファイルに指定できない
- (4) 送信メールのオプションで「配信日時指定」と「配信通知しない」を指定したときの受信状態
- (5) エクスプローラからOUTBOXへドラッグ&ドロップするときは,[発信種別]ダイアログボックスをクリックしてから,フォーカスを移動する
- (6) マージン値はプリンタ設定値の最小値より大きく設定する
- (7) 「全件表示」及び「全件表示する場合に分割取得を行う」を指定した場合の注意事項
- (8) 主題・宛先領域にコピー&ペーストなどでタブが入ったら,取り除いてから送信する
- (9) デフォルトの書式として,プロポーショナルフォントを設定すると,プレーンテキストモードで各行の桁が揃わなくなる
- (10) メッセージエディタの本文中にファイルやデータを貼り付けた場合,送信先に届くかどうかは貼り付け元の環境に依存する
- (11) 02-20版以前で設定したデフォルトフォントのままで,「デフォルトフォントの切り替え」を設定すると,更新されない属性がある
- (12) 受信メール表示を高速にしたい場合,GMAIL.EXEの常駐を終了しない
- (13) 組織メールの設定で,組織選択画面が複数表示される場合,最初に設定したものだけが有効になる
- (14) 添付ファイルを保存前にダブルクリックで開くと,関連付けられたアプリケーションが表示するファイル名と,メッセージエディタが表示するファイル名が異なることがある
- (15) メッセージエディタでデフォルトフォントを設定すると,デフォルトフォントで印刷できる
- (16) [宛先指定]ダイアログボックスでユーザ一覧を表示する場合,メモリ不足になると,ユーザ一覧が表示されないことがある
- (17) メール,回覧,記事の各エディタを連続で複数起動すると,システムリソース不足になることがある
- (18) エディタ起動中にツールバーを押すと,内部処理エラーの表示が出ることがある
- (19) 02-31-/B版以前に保存されたファイルは,作成時の本文モード(リッチテキスト/プレーンテキスト)で表示されないことがある
- (20) Keymate/Multiがインストールされているときの注意事項
- (21) メッセージエディタでメッセージを保存する場合,ファイルの種類を変更するには,ファイル名を変更するか,拡張子を入力する
- (22) サーバへの送信処理が通信エラーなどで失敗しても,通信プロトコルの処理状態によっては,サーバで正常に処理済みのことがある
- (23) INBOX,受信控え,送信ログ及びOUTBOXでメール種別ごとに表示できる最大件数
- (24) オンライン状態では,受信控えよりもINBOXを使用する
- (25) メッセージエディタのサイズを変えると,垂直スクロールバーが消えることがある
- (26) OUTBOXの複数のメールを一度に開いて,開いた順に「後で送信」にすると,開けないことがある
- (27) ローカル宛先エディタで全角128文字でグループ名を登録すると,ルートのビットマップの位置がずれることがある
- (28) ツールバーの変更画面でボタンをドラッグ&ドロップしているとき,[Alt]+[Tab]でのアプリケーションの切り替えをしない
- (29) ローカルグループの名前が長いと,[グループ選択]ダイアログボックスに名前がすべて表示されないことがある
- (30) ローカル宛先エディタで[ローカル宛先台帳への登録]を繰り返すと登録性能が悪くなる
- (31) Windowsのオプションで拡張子を表示しないでマシンを使用している場合,添付ファイルの名称を変更するときは拡張子を付けて指定する
- (32) E-mailでReply-Toが指定されたメールをGroupmaxで受信した場合,返信メールの宛先には,発信者アドレスが指定される
- (33) E-mail連携での添付ファイルは24個まで
- (34) E-mailでテキストファイルを添付した場合,添付ファイルの内容が本文中に貼り付くことがある
- (35) Outlook Expressで送信されたメールの添付ファイルがそのまま本文になることがある
- (36) E-mailでErrors-Toが指定されていても,エラーメールは発信者に戻る
(1) ダイアルアップ接続のパーソナルコンピュータからログインするときは,ほかのパーソナルコンピュータからログアウトしてから
[統合セットアップ]−[Groupmax設定のプロパティ]ダイアログボックスの[ダイアルアップ接続]タブで「ダイアルアップ接続を使用する」を選択すると,後からのログイン要求が優先されます。そのため,03-10版以前のような二重ログインによるエラーメッセージは出力されませんが,先にログインしていたユーザの接続が強制的に切断されるので,運用には十分注意してください。
- 注意
- 「ダイアルアップ接続を使用する」を選択しても,サーバの設定によっては後からのログイン要求は優先されません。
(2) メール着信のメッセージが表示されたら,[最新の情報に更新]を実行してメールの一覧を表示する
メール着信のメッセージ表示後に,INBOXの[未処理]ボタン(
)を押しても着信したメールは,一覧に表示されません。直前に受信又は送信したメールの一覧を表示させるときは,[表示]−[最新の情報に更新]を実行してください。
(3) 同名のファイル同士は,異なるディレクトリ下にあっても添付ファイルに指定できない
同名のファイル同士は,異なるディレクトリ下にあっても添付ファイルに指定できません。どちらかのファイル名を変更してから,添付ファイルに指定してください。
(4) 送信メールのオプションで「配信日時指定」と「配信通知しない」を指定したときの受信状態
「配信日時指定」と「配信通知しない」の両方を設定している状態で,送信ログで確認してたいメールを選択してから,[ファイル]−[プロパティ]の[送信メール詳細]タブを見ると,状態が「未読」になっていて,相手に届いているかのように見えます。これは,受信状態が常に表示されている状態になっているためです。
(5) エクスプローラからOUTBOXへドラッグ&ドロップするときは,[発信種別]ダイアログボックスをクリックしてから,フォーカスを移動する
エクスプローラからOUTBOXへファイルをドラッグ&ドロップした場合,[発信種別]ダイアログボックスにフォーカスが移動(ダイアログボックスがポップアップ)しません。[発信種別]ダイアログボックスをクリックして,フォーカスを移動してから使用してください。
(6) マージン値はプリンタ設定値の最小値より大きく設定する
マージン値はプリンタ設定値の最小値より大きく設定してください。印刷時のマージンをプリンタ設定値の最小値に設定して印刷すると,メール属性部分の先頭文字が印刷されないことがあります。
(7) 「全件表示」及び「全件表示する場合に分割取得を行う」を指定した場合の注意事項
- 概要
- [Mailの詳細設定]ダイアログボックスで「全件表示」,及び「全件表示する場合に分割取得を行う」を指定している場合,動作に注意が必要です。
- 詳細説明
- メニューの[ツール]−[オプション]を選択し,[接続システム]タブの「詳細設定」ボタンをクリックします。そこで表示される,[Mailの詳細設定]ダイアログボックスで「全件表示」,及び「全件表示する場合に分割取得を行う」を指定している場合,次に示す動作になります。
- 一覧に表示する件数がINBOX及び送信ログの表示件数の設定よりも少なくなる
「フィルタリング」や「表示条件の設定」で検索条件を指定すると,一覧に表示する件数がINBOX及び送信ログの表示件数の設定よりも少なくなることがあります。検索条件に一致するすべての案件を表示したい場合は,「全件表示する場合に分割取得を行う」を指定しないでください。
- メールを選択したままスクロールしているときに,新着メールが届くと,選択位置がずれる
INBOXで案件を選択したまま,選択部分が見えなくなるまで画面をスクロールした場合,スクロール中に新しい案件が到着すると選択位置がずれます。選択位置のずれを抑止するためには,「全件表示する場合に分割取得を行う」を指定しないでください。
(8) 主題・宛先領域にコピー&ペーストなどでタブが入ったら,取り除いてから送信する
主題・宛先領域にコピー&ペーストなどでタブが入ると,表示が不正になります。このまま送信するとシステムが不安定になる恐れがあるので,取り除いてから送信してください。
(9) デフォルトの書式として,プロポーショナルフォントを設定すると,プレーンテキストモードで各行の桁が揃わなくなる
[ツール]−[オプション]メニューのデフォルト書式にプロポーショナルフォントを指定した場合,プレーンテキストモードでメールを見ると,上下の行が揃わなくなります。プレーンテキストモードを使用する場合,デフォルトの書式のフォントにはプロポーショナルフォント以外のものを設定してください。
(10) メッセージエディタの本文中にファイルやデータを貼り付けた場合,送信先に届くかどうかは貼り付け元の環境に依存する
メッセージエディタの本文中にファイルやデータを貼り付けた場合,貼り付け元の環境によっては,貼り付けたファイルやデータが送信先に届かないことがあります。メッセージエディタの本文中に貼り付けないで,添付ファイルにするようにしてください。
(11) 02-20版以前で設定したデフォルトフォントのままで,「デフォルトフォントの切り替え」を設定すると,更新されない属性がある
02-20版以前で設定されたデフォルトフォントのまま,「デフォルトフォントの切り替え」を実行すると,下線・取り消し線の属性は更新されません。現在のバージョンで再度設定してください。
(12) 受信メール表示を高速にしたい場合,GMAIL.EXEの常駐を終了しない
受信メール表示を高速にするため,メッセージエディタを画面に表示していないときも,GMAIL.EXEが常駐しています。受信メール表示を高速にしたい場合,[Ctrl]+[Alt]+[Delete]などで終了しないでください。
(13) 組織メールの設定で,組織選択画面が複数表示される場合,最初に設定したものだけが有効になる
組織メールを使用する設定で,複数のメッセージエディタからサーバに接続するような場合,組織選択画面が複数表示されることがあります。この場合,最初に設定したものだけが有効になります。
(14) 添付ファイルを保存前にダブルクリックで開くと,関連付けられたアプリケーションが表示するファイル名と,メッセージエディタが表示するファイル名が異なることがある
メール及び記事の添付ファイルを保存する前にダブルクリックなどで開くと,関連付けられたアプリケーションが表示するファイル名とメッセージエディタが表示するファイル名が異なることがあります。
このとき,メッセージエディタから添付ファイルを保存するときのデフォルトファイル名は,メッセージエディタが表示している名称になります。
(15) メッセージエディタでデフォルトフォントを設定すると,デフォルトフォントで印刷できる
インストール後,一度メッセージエディタでデフォルトフォントを設定すると,デフォルトフォントで印刷できます。
なお,デフォルトフォントのサイズを20ポイント以上にしていると,主題の両端が印刷されないことがあります。デフォルトフォントはできるだけ,20ポイント未満にしてください。
(16) [宛先指定]ダイアログボックスでユーザ一覧を表示する場合,メモリ不足になると,ユーザ一覧が表示されないことがある
[宛先指定]ダイアログボックスでユーザ一覧を表示する場合,メモリ不足になると,ユーザ一覧が表示されないことがあります。
(17) メール,回覧,記事の各エディタを連続で複数起動すると,システムリソース不足になることがある
メール,回覧,記事の各エディタを連続で複数起動すると,システムリソース不足のため,起動・終了処理が正常に実行されないことがあります。
(18) エディタ起動中にツールバーを押すと,内部処理エラーの表示が出ることがある
エディタの起動中にツールバーを押すと,内部処理エラーが表示されることがあります。エディタの起動を確認してからツールバーを押してください。
(19) 02-31-/B版以前に保存されたファイルは,作成時の本文モード(リッチテキスト/プレーンテキスト)で表示されないことがある
02-31-/B版より,受信メール,送信済みメール,記事表示画面を表示する場合,そのメール又は記事が作成されたときの本文モード(リッチテキスト/プレーンテキスト)で表示するようになりました。しかし,これらのメッセージタイプのローカルファイルを表示する場合,02-31-/B版以前に保存されたファイルは,作成時の本文モードで表示されないことがあります。
(20) Keymate/Multiがインストールされているときの注意事項
Keymate/Multiがインストールされている場合,一度に複数のメッセージ(メール,記事,回覧)を一覧から開くと,メッセージエディタの間にIntegrated Desktopが挟まれて表示されることがあります。
(21) メッセージエディタでメッセージを保存する場合,ファイルの種類を変更するには,ファイル名を変更するか,拡張子を入力する
メッセージエディタでメッセージを上書き保存・名前を付けて保存するときに表示される保存ダイアログボックスで,「ファイルの種類」を変更しても,ファイルの種類が変更されません。ファイルの種類を変更する場合,「ファイル名」に表示されているファイル名を変更するか,又は拡張子を入力してください。
(22) サーバへの送信処理が通信エラーなどで失敗しても,通信プロトコルの処理状態によっては,サーバで正常に処理済みのことがある
サーバへの送信処理が通信エラーなどで失敗しても,通信プロトコルの処理状態によっては,サーバで正常に処理済みのことがあります。再送するときは,送信ログで送信状態を確認してください。
(23) INBOX,受信控え,送信ログ及びOUTBOXでメール種別ごとに表示できる最大件数
INBOX,受信控え,送信ログ及びOUTBOXでメール種別(個人,組織,回覧)ごとに表示できる最大件数は2,000件です。
(24) オンライン状態では,受信控えよりもINBOXを使用する
- 概要
- オンライン状態では,受信控えより,INBOXを使用してください。
- 詳細説明
- オンライン状態で受信控えを使用する場合,次のことに注意してください。
- 「送信と格納」や「受信控えに一括格納」を実行するとき,INBOXを最新表示にしてから操作する
- 着信通知が表示されたときも,INBOXを最新表示にしてから,「送信と格納」や「受信控えに一括格納」を実行する
(25) メッセージエディタのサイズを変えると,垂直スクロールバーが消えることがある
メッセージエディタを最大化などでサイズを変えた場合,表示していた垂直スクロールバーが消えることがあります。再度サイズを変更すると,スクロールバーが表示されます。
(26) OUTBOXの複数のメールを一度に開いて,開いた順に「後で送信」にすると,開けないことがある
OUTBOXの複数のメールを一度に開いて,開いた順に「後で送信」にすると,開けないことがあります。しばらくしてから開き直してください。
(27) ローカル宛先エディタで全角128文字でグループ名を登録すると,ルートのビットマップの位置がずれることがある
ローカル宛先エディタで一つ目のグループ名を登録するときに,全角128文字で登録すると,表示されないでローカル宛先のルートのビットマップの位置がずれてしまうことがあります。このような場合,ローカル宛先エディタをいったん終了して,再起動してください。
(28) ツールバーの変更画面でボタンをドラッグ&ドロップしているとき,[Alt]+[Tab]でのアプリケーションの切り替えをしない
ツールバーの変更画面でボタンをドラッグ&ドロップしているとき,[Alt]+[Tab]でのアプリケーションの切り替えをしないでください。マウスポインタの表示が不正になることがあります。
(29) ローカルグループの名前が長いと,[グループ選択]ダイアログボックスに名前がすべて表示されないことがある
ローカルグループの名前が長いと,ローカル宛先エディタで,「ローカル宛先台帳のファイル保存」を選択して表示される[グループ選択]ダイアログボックスに,ローカルグループの名前がすべて表示されないことがあります。また,[グループ選択]ダイアログボックスでの表示内容の変更は水平スクロールバーを使用してください。
(30) ローカル宛先エディタで[ローカル宛先台帳への登録]を繰り返すと登録性能が悪くなる
ローカル宛先エディタで[ファイル]−[ローカル宛先台帳への登録]を繰り返すと,ローカル宛先台帳への登録性能は悪くなります。
(31) Windowsのオプションで拡張子を表示しないでマシンを使用している場合,添付ファイルの名称を変更するときは拡張子を付けて指定する
Windowsのオプションでファイルの拡張子を表示しない形式でパーソナルコンピュータを使用している場合,添付ファイルの名称を変更するときは,拡張子を付けて指定してください。
(32) E-mailでReply-Toが指定されたメールをGroupmaxで受信した場合,返信メールの宛先には,発信者アドレスが指定される
E-mailでメーリングリストから発信されたメールなどReply-Toヘッダ(発信者指定返信先)が指定されたメールをGroupmaxで受信した場合,メッセージエディタから「返信」の操作をすると,返信先としてReply-Toヘッダではなく,発信者アドレスが指定されます。この場合,メッセージエディタで「返信」操作をするときに,返信宛先を入力してください。
(33) E-mail連携での添付ファイルは24個まで
E-mailから添付ファイルを25個以上指定したメールをMail Client(メッセージエディタ)で受信すると,先頭から24個までは受信できますが,それ以上は受信できません。
したがって,E-mailと連携してメールをやり取りする場合には,送信側で添付するファイルを24個以内にしてください。
(34) E-mailでテキストファイルを添付した場合,添付ファイルの内容が本文中に貼り付くことがある
E-mailでテキストファイルを添付したメールをGroupmaxで受信すると,添付ファイルではなく,本文中に表示されることがあります。
(35) Outlook Expressで送信されたメールの添付ファイルがそのまま本文になることがある
- 概要
- Outlook Expressの送信時のオプションでHTML形式を指定した場合,Groupmaxのメッセージエディタで受信したとき,HTMLデータとその内容のプレーンデータが本文になります。
- 詳細説明
- Outlook Expressからメールを発信する場合,送信時のオプションで,HTML形式を指定しないでください。
(36) E-mailでErrors-Toが指定されていても,エラーメールは発信者に戻る
E-mailでほかのメールリーダからErrors-Toヘッダ(エラー時返信宛先指定)が指定されているメールをGroupmax Mail-SMTPを介して受信し,Groupmaxのサーバ間転送でエラーが発生した場合,Errors-Toで指定された宛先ではなく,エラー宛先として発信者にエラーメールが戻ります。この現象を回避するには,Groupmax Mail-SMTPで,エラーメールの返信先をカスタマイズして,エラーメールの宛先を変更してください。
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