Hitachi

高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編


6.10.2 設定値の例(RV3000)

マシンの機種がRV3000の場合の,リセットパスの設定値の例を示します。ここで示す表にある「設定項目」は,「表6-7 リセットパスの設定に必要な情報(RV3000)」の「設定に必要な情報」と対応しています。

〈この項の構成〉

(1) 系切り替え構成が一組の場合

次のような構成(系1・系2間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を示します。

図6‒32 リセットパスの設定例1(RV3000で障害管理プロセサとして管理サーバを使用する)

[図データ]

設定項目

系ごとの設定値

系1

系2

パーティション名

MS0001

MS0002

リセットパスのIPアドレス

x.x.x.a

x.x.x.b

リセットパスのポート番号

ppppp

ppppp

管理サーバのIPアドレス

x.x.x.c

x.x.x.c

管理サーバのポート番号

qqqqq

qqqqq

(2) 系切り替え構成が二組の場合

ここでは,次の条件で運用するシステムでのリセットパスの設定値の例について説明します。

重要

ここで説明する系切り替え構成の場合,ホストアドレスの設定(HAモニタの環境設定のaddressオペランド)に注意が必要です。詳細は「(2) 系切り替え構成間でリセットパスを共用する場合の注意事項」を参照してください。

これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系3間,系2・系4間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を次に示します。

図6‒33 リセットパスの設定例3(RV3000で障害管理プロセサとして管理サーバを使用する)

[図データ]

設定項目

系ごとの設定値

系1

系2

系3

系4

パーティション名

MS0001

MS0002

MS0003

MS0004

リセットパスのIPアドレス

x.x.x.a

x.x.x.b

x.x.x.c

x.x.x.d

リセットパスのポート番号

ppppp

qqqqq

ppppp

qqqqq

管理サーバのIPアドレス

x.x.x.e

x.x.x.e

x.x.x.e

x.x.x.e

管理サーバのポート番号

rrrrr

rrrrr

rrrrr

rrrrr

この系切り替え構成の場合に,HAモニタの環境設定のaddressオペランドに設定する値の例を次に示します。

設定項目

系ごとの設定値

系1

系2

系3

系4

自系のホストアドレス

11

21

12

22

(3) VMware ESXi(高信頼vSphere)で仮想化する構成

ここでは,次の条件で運用するシステムのリセットパスの設定値の例について説明します。

これらの条件を満たす,次のような構成(系1・系3間,系2・系4間で系切り替え)の場合に,monsetupコマンドで設定する値の例を次に示します。

図6‒34 リセットパスの設定例5(RV3000で障害管理プロセサとして管理サーバを使用する)

[図データ]

設定項目

系ごとの設定値

系1

系2

系3

系4

パーティション名

MS0001

MS0001

MS0002

MS0002

仮想マシン名

VM0001

VM0002

VM0003

VM0004

リセットパスのIPアドレス

x.x.x.a

x.x.x.b

x.x.x.c

x.x.x.d

リセットパスのポート番号

ppppp

ppppp

ppppp

ppppp

障害管理プロセサのIPアドレス

x.x.x.e

x.x.x.e

x.x.x.e

x.x.x.e

障害管理プロセサのポート番号

rrrrr

rrrrr

rrrrr

rrrrr

(凡例)−:設定は不要です。

この構成の場合は,系切り替え構成内のすべての系でHAモニタの環境設定(sysdef)のvmware_envオペランドを省略するか,nouseを設定してください。