17.6.3 フィールドデータの記述形式(固定長形式)
データをすべて文字形式で指定します。
各データ型の指定値の詳細については,「17.5.3 フィールドデータの記述形式(CSV形式)」を参照してください。
また,CSV形式とは異なる点(固定長形式に関する留意事項)を次に示します。
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空文字列または列の既定値を指定する方法は,CSV形式とは異なります。
空文字列または列の既定値を指定する場合は,空文字列または列の既定値として扱いたいデータを,列構成情報オプションのadbcolumninfoオペランドの-cオプションに指定します。指定した値と入力データが一致すると,空文字列または列の既定値が格納されます。なお,このとき比較対象となる入力データは,不要な空白およびタブを取り除く前のデータです。
- 重要
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列に非ナル値制約を定義している場合,入力データ中の該当するデータに空文字列として扱われる記述があると,adbimportコマンドの実行時に論理エラーとして扱われます。
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囲み文字はそのままデータとして扱われます。
このため,データとして囲み文字が不要な場合は,列構成情報オプションのadbcolumninfoオペランドの-pオプションの先頭位置と長さに,囲み文字を除いた範囲を指定してください。
また,データとして囲み文字が含まれる場合は,CSV形式と異なり,連続させる必要はありません。
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可変長データ型は,指定方法によっては長さ0のデータとして扱われることがあります。詳細については,「17.6.2 入力データの記述規則(固定長形式)」の「表17‒15 開始位置を統一する方法」を参照してください。