19.19.1 監査証跡の出力先ディレクトリを作成するファイルシステムの準備
監査証跡の出力先ディレクトリを作成するファイルシステムは系切り替えの対象とします。系切り替え対象のファイルシステムは,実行系と待機系から参照できるディスク(共有ディスク)から構成されるVG内のLV上に作成してください。共有ディスクについては,マニュアルHAモニタ Linux(R)(x86)編の共有ディスクの構成を参照してください。
- ■監査証跡の出力先ディレクトリを作成するファイルシステムの構築
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監査証跡の出力先ディレクトリを作成するファイルシステムを実行系で構築します。監査証跡ファイルを格納するLVとして作成した/dev/vg_hadb04/hadb_auditを,ext4のファイルシステムで初期化する場合の実行例を次に示します。
mkfs -t ext4 /dev/vg_hadb04/hadb_audit
上記のコマンドは,スーパユーザで実行してください。
- ■監査証跡の出力先ディレクトリを作成するファイルシステムのマウント
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実行系で,監査証跡の出力先ディレクトリを作成するファイルシステムをマウントしてください。そのあとでアンマウントしてください。待機系でも同様に,監査証跡の出力先ディレクトリを作成するファイルシステムをマウントし,そのあとでアンマウントしてください。
ファイルシステムをマウントする方法については,「19.3.7 データベースの作成」の「(3) 〔実行系での作業〕DBディレクトリ用のファイルシステムのマウント」を参照してください。ファイルシステムをアンマウントする方法については,「19.3.7 データベースの作成」の「(5) 〔実行系での作業〕DBディレクトリ用のファイルシステムのアンマウント」を参照してください。
- 重要
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実行系と待機系で同じパスとなるようにマウントポイントを作成してください。
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サーバ定義のadb_audit_log_pathオペランドには,マウントしたファイルシステムに作成したディレクトリを指定してください。
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