19.3.2 HADBサーバのインストールおよび環境設定
実行系および待機系にHADBサーバをインストールし,環境設定を行ってください。HADBサーバのインストール,および環境設定については,「8. システム構築」を参照してください。
HADBサーバのインストールおよび環境設定時の注意事項を次に示します。
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HADBサーバのバージョンおよびリビジョンは,実行系と待機系で同じにしてください。
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環境変数の設定については,「8.4 環境変数の設定」を参照してください。ただし,次の環境変数については,実行系と待機系で指定値を同じにしてください。
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ADBLANG
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TZ
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コールドスタンバイ構成では,実行系のHADBサーバが異常終了した場合,HADBサーバの再開始を行います。HADBサーバの再開始の前にトラブルシュート情報が取得されるため,実行系と待機系に,トラブルシュート情報ファイルを格納するディレクトリを作成してください。
系ローカルのファイルシステムに,/HADB/adbinfoというディレクトリを作成する例を次に示します。
mkdir -p /HADB/adbinfo ...1 chmod 755 /HADB/adbinfo ...2
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HADB管理者が,OSのmkdirコマンドを使用してディレクトリを作成します。
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HADB管理者が書き込めるように,OSのchmodコマンドを使用して権限を付与します。
トラブルシュート情報ファイルを格納するディレクトリに作成されたファイルは,自動では削除されません。不要になった情報は定期的に手動で削除してください。
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- メモ
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HADBサーバのサーバディレクトリ(インストール時)およびサーバディレクトリ(運用時)は,実行系と待機系のHADBサーバで同じにする必要はありません。