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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


15.1.1 HADBサーバが異常終了した場合の対処

HADBサーバが異常終了した場合の対処を次に示します。

図15‒1 HADBサーバが異常終了した場合の対処の流れ

[図データ]

手順

  1. メッセージを確認する

    HADBサーバが異常終了した場合,サーバメッセージログファイルをテキストエディタで開き,出力されているエラーメッセージを確認してください。

    サーバメッセージログファイルは,サーバディレクトリ下のspool/adbmessageXX.logになります。ファイル名のXXは通番であり,0104のどれかになります。最終更新日時が最も新しいファイルを開いてください。

    出力されているエラーメッセージのIDを基に,マニュアルHADB メッセージを参照して,障害の原因および対策欄を確認してください。

    出力されたメッセージテキストに「Save troubleshooting information by the "adbinfoget" command」が含まれる場合,または対策欄に「弊社問い合わせ窓口に連絡してください。」と記載されている場合は,手順2.に進んでください。

    それ以外の場合は,手順3.に進んでください。

  2. 弊社問い合わせ窓口に連絡が必要な場合

    15.2 トラブルシュート情報の取得(adbinfogetコマンド)」を参照して,トラブルシュート情報を取得してください。取得したトラブルシュート情報は,弊社問い合わせ窓口に連絡する際,合わせて送付してください。

  3. 弊社問い合わせ窓口に連絡が不要な場合

    出力されたメッセージの対策に従って障害を取り除いてください。

    障害を取り除いてから,HADBサーバを再開始してください。障害発生時点で処理中だったトランザクションをロールバックしたあとに,HADBサーバが起動します。