11.9.2 HADBユーザが持っているアクセス権限を確認する方法
HADBユーザが持っているアクセス権限の種類は,ディクショナリ表SQL_TABLE_PRIVILEGESを検索して確認します。
なお,HADBユーザが持っている権限によって,確認できる範囲が異なります。HADBユーザが参照できるディクショナリ表の範囲については,「2.7.8 HADBユーザが参照できるディクショナリ表とシステム表の範囲」を参照してください。
HADBユーザが持っているアクセス権限の種類を確認する例を次に示します。
- 指定例
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DBA権限およびCONNECT権限を持ったHADBユーザが,作成されたすべてのHADBユーザに付与されたアクセス権限の種類を確認します。
SELECT "GRANTOR","GRANTEE","TABLE_SCHEMA","TABLE_NAME", "SELECT_PRIVILEGE","INSERT_PRIVILEGE","UPDATE_PRIVILEGE", "DELETE_PRIVILEGE","TRUNCATE_PRIVILEGE", "REFERENCES_PRIVILEGE","IMPORT_TABLE_PRIVILEGE", "REBUILD_INDEX_PRIVILEGE","GET_COSTINFO_PRIVILEGE", "EXPORT_TABLE_PRIVILEGE","MERGE_CHUNK_PRIVILEGE", "CHANGE_CHUNK_COMMENT_PRIVILEGE","CHANGE_CHUNK_STATUS_PRIVILEGE", "ARCHIVE_CHUNK_PRIVILEGE","UNARCHIVE_CHUNK_PRIVILEGE" FROM "MASTER"."SQL_TABLE_PRIVILEGES"
- [説明]
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例えば,SELECT権限を持っているかどうかは,SELECT_PRIVILEGE列に表示される情報で確認できます。
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'G'が表示された場合は,スキーマオブジェクトに対するSELECT権限を付与権付きで持っています。
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'Y'が表示された場合は,スキーマオブジェクトに対するSELECT権限(付与権なし)を持っています。
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'N'が表示された場合は,スキーマオブジェクトに対するSELECT権限を持っていません。
スキーマオブジェクトのスキーマ名と表識別子は,TABLE_SCHEMA列とTABLE_NAME列に表示されます。
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ディクショナリ表SQL_TABLE_PRIVILEGESについては,「付録B.18 SQL_TABLE_PRIVILEGESの内容」を参照してください。