14.11.6 アーカイブマルチチャンク表の運用(マルチノード機能の使用時)
ここでは,マルチノード機能を使用している場合の,アーカイブマルチチャンク表の運用について説明します。
マルチノード機能を使用している場合,アーカイブマルチチャンク表の運用のうち,次の運用項目ではマルチノード機能特有の運用が必要となります。
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アーカイブディレクトリを設定する方法
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チャンクをアーカイブする方法
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チャンクをアンアーカイブする方法
上記以外については,マルチノード機能を使用しない場合と同じです。「10.4 マルチチャンク表の運用」を参照してください。
(1) アーカイブディレクトリを設定する方法
すべてのノードから,同一の絶対パスでアーカイブディレクトリを参照できるようにしてください。
例えば,分散ファイルシステムの一つであるNFSを使用する場合は,次の手順でアーカイブディレクトリを準備します。
- 手順
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NFSサーバを用意して,アーカイブディレクトリをエクスポートします。
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全ノードで,同じパスのディレクトリにマウントします。
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NFSを使用したシステム構成例を次の図に示します。
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(2) チャンクをアーカイブする方法
マルチノード機能を使用している場合,チャンクをアーカイブするadbarchivechunkコマンドを実行できるノードはマスタノードだけです。スレーブノードでは,adbarchivechunkコマンドを実行できません。
adbarchivechunkコマンドについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbarchivechunk(チャンクのアーカイブ)」を参照してください。
(3) チャンクをアンアーカイブする方法
マルチノード機能を使用している場合,チャンクをアンアーカイブするadbunarchivechunkコマンドを実行できるノードはマスタノードだけです。スレーブノードでは,adbunarchivechunkコマンドを実行できません。
adbunarchivechunkコマンドについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbunarchivechunk(チャンクのアンアーカイブ)」を参照してください。