10.1.5 実表のデータをファイルに出力する方法
実表に格納されたデータをファイルに出力する場合,次に示す2つの方法があります。
-
adbexportコマンドを実行する
adbexportコマンドを実行すると,実表に格納されたデータをファイルに出力できます。adbexportコマンドを使用すると,adbsqlコマンドで実表のデータをファイルに出力するよりも,短時間でデータを出力できます。adbexportコマンドは,HADBサーバで実行できますが,HADBクライアントでは実行できません。
adbexportコマンドについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbexport(データのエクスポート)」を参照してください。
-
adbsqlコマンドを実行する
adbsqlコマンドで実表のデータを検索して,検索結果をリダイレクションすると,実表のデータをファイルに出力できます。adbsqlコマンドは,HADBサーバおよびHADBクライアント(Linux版)で実行できます。
adbsqlコマンドについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbsql(SQLの実行)」を参照してください。
基本的には,adbexportコマンドで実表に格納されたデータを出力することを推奨します。HADBクライアント(Linux版)で,実表のデータをファイルに出力する必要があるときだけ,adbsqlコマンドを使用してください。
- 参考
-
バックグラウンドインポートで格納したデータをチャンク単位でファイルに出力したい場合は,「10.4.6 チャンク単位にデータをエクスポートする方法」を参照してください。