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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


10.1.4 シングルチャンク表をマルチチャンク表に変更する方法

シングルチャンク表をマルチチャンク表に変更する場合は,シングルチャンク表をいったん削除し,マルチチャンク表として再定義してください。手順を次に示します。

注意事項

シングルチャンク表をマルチチャンク表に変更する前に,「5.2.8 マルチチャンク表を定義する場合の考慮点」および「5.2.9 アーカイブマルチチャンク表を定義する場合の考慮点」を参照して,留意事項などを確認してください。

手順

  1. マルチチャンク表に変更するシングルチャンク表の表定義を確認する

    シングルチャンク表を定義したときのCREATE TABLE文の指定内容を確認してください。手順4.でマルチチャンク表を定義する際に使用します。

    なお,シングルチャンク表を定義したときのCREATE TABLE文の指定内容がわからない場合は,「付録B.21(26) 実表の定義情報を調べる場合」を参照してください。ディクショナリ表を検索すると,シングルチャンク表を定義したときのCREATE TABLE文の指定内容が確認できます。

  2. シングルチャンク表の全データを出力する

    adbexportコマンドで,シングルチャンク表の全データを出力データファイルに出力してください。

  3. シングルチャンク表を削除する

    DROP TABLE文で,シングルチャンク表を削除してください。

  4. マルチチャンク表を定義する

    CREATE TABLE文で,マルチチャンク表を定義してください。CREATE TABLE文を作成する際の留意事項を次に示します。

    • 手順1.で確認したシングルチャンク表を定義したときのCREATE TABLE文の指定内容を使用して,CREATE TABLE文を作成してください。

    • CREATE TABLE文にチャンク指定を追加してください。

  5. マルチチャンク表にインデクスを定義する

    削除したシングルチャンク表にインデクスを定義していた場合は,手順4.で定義したマルチチャンク表に,CREATE INDEX文でインデクスを定義してください。CREATE INDEX文を作成する際の留意事項を次に示します。

    • シングルチャンク表のインデクスを定義したときのCREATE INDEX文の指定内容がわからない場合は,「付録B.21(27) インデクスの定義情報を調べる場合」を参照してください。ディクショナリ表を検索すると,シングルチャンク表のインデクスを定義したときのCREATE INDEX文の指定内容が確認できます。

    • マルチチャンク表には,ユニークインデクスは定義できません。

  6. マルチチャンク表にデータを格納する

    adbimportコマンドで,手順4.で定義したマルチチャンク表に,手順2.で出力したデータを格納してください。その際,adbimportコマンドには-dオプションおよび-bオプションは指定しないでください。

参考

adbexportコマンドおよびadbimportコマンドについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」を参照してください。

DROP TABLE文,CREATE TABLE文およびCREATE INDEX文については,マニュアル「HADB SQLリファレンス」を参照してください。