ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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26.1.2 スタンバイ型系切り替え機能

業務処理中のHiRDBのほかに待機用のHiRDBを準備して,業務処理中のHiRDBに障害が発生した場合,待機用のHiRDBに業務処理を自動的に切り替えます。これをスタンバイ型系切り替え機能といいます。

スタンバイ型系切り替え機能は複数のサーバマシンを使用したクラスタシステムの構成で実現します。HiRDB/シングルサーバの場合はシステム単位で系を切り替えます。ただし,ユティリティ専用ユニットは系切り替えできません。HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット単位で系を切り替えます。なお,ユーザサーバホットスタンバイ,又は高速系切り替え機能を使用すると,系切り替えに掛かる時間が短縮できます。ユーザサーバホットスタンバイ,高速系切り替え機能については,「26.7.7 系の切り替え時間の短縮(ユーザサーバホットスタンバイ,高速系切り替え機能)」を参照してください。

なお,業務処理中の系を実行系,待機中の系を待機系といい,系の切り替えが発生するたびに実行系と待機系が入れ替わります。また,システム構築時や環境設定時に二つの系を区別するため,最初に実行系として起動する系を現用系,待機系として起動する系を予備系といいます。系が切り替わると実行系と待機系は変わりますが,現用系と予備系は変わりません。系切り替え機能(スタンバイ型系切り替え機能)の概要を次の図に示します。

図26-2 系切り替え機能(スタンバイ型系切り替え機能)の概要

[図データ]

注※
共有ディスク装置については,次の箇所を参照してください。
・スタンバイ型系切り替え(モニタモード)の場合:「26.2.4(2)共有ディスク装置の準備
・スタンバイ型系切り替え(サーバモード)の場合:「26.3.4(2)共有ディスク装置の準備
・1:1スタンバイレス型系切り替えの場合:「26.4.3(2)共有ディスク装置の準備
・影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合:「26.5.2(2)共有ディスク装置の準備

〔説明〕
業務処理中の実行系に障害が発生すると,待機系に障害の発生が通知されて系が切り替わり,待機系が実行系になって業務処理を続行します。

ClusterPerfect使用時の注意事項
このマニュアルでいう現用系とはClusterPerfectでいう稼働系のことです。待機系とはClusterPerfectでいう予備系のことです。