インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8

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5.1.4 更新可能なオンライン再編成状態の確認

更新可能なオンライン再編成状態の確認は,各ボリュームのRDエリアの状態やペアボリューム状態などによって行います。

更新可能なオンライン再編成状態の確認方法を次の表に示します。この表で確認した判定結果を,障害対策で利用します。

RDエリア状態とは,pddblsコマンドで表示されるRDエリア状態のことです。また,追い付き状態とは,pdls -d orgコマンドで表示される追い付き状態のことです。

表5-4 更新可能なオンライン再編成状態の確認方法

判定要素 判定結果
オリジナルRDエリア状態
(pddbls)
レプリカRDエリア状態
(pddbls)
カレントRDエリア
(pddbls)
追い付き状態
(pdls)
ペアボリューム状態 再編成状態
OPEN HOLD(CMD)CLOSE マスタDB NONE ペア状態 NONE(pdorbeginの失敗,または未実施)
HOLD(ORG) HOLD(ORG) マスタDB READY ペア状態 READY1(ボリュームペアの解除失敗,または未実施)
HOLD(ORG) HOLD(ORG) マスタDB READY ペア解除状態 READY2(pdorchgの失敗,または未実施)
HOLD(ORG) HOLD(ORG) レプリカDB READY ペア解除状態 READY3(再編成の失敗,またはpdorend未実施)
HOLD(ORG) HOLD(ORG) レプリカDB REFLEC ペア解除状態 REFLEC(追い付き処理の失敗)
HOLD(ORG) HOLD(ORG) レプリカDB SYNC ペア解除状態 SYNC(レプリカからオリジナルRDエリアへの業務切り替え処理の失敗)

注 オリジナルまたはレプリカのボリューム障害時は,障害側がHOLDになります。