インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8
更新可能なオンライン再編成状態の確認は,各ボリュームのRDエリアの状態やペアボリューム状態などによって行います。
更新可能なオンライン再編成状態の確認方法を次の表に示します。この表で確認した判定結果を,障害対策で利用します。
RDエリア状態とは,pddblsコマンドで表示されるRDエリア状態のことです。また,追い付き状態とは,pdls -d orgコマンドで表示される追い付き状態のことです。
表5-4 更新可能なオンライン再編成状態の確認方法
判定要素 | 判定結果 | ||||
---|---|---|---|---|---|
オリジナルRDエリア状態 (pddbls) |
レプリカRDエリア状態 (pddbls) |
カレントRDエリア (pddbls) |
追い付き状態 (pdls) |
ペアボリューム状態 | 再編成状態 |
OPEN | HOLD(CMD)CLOSE | マスタDB | NONE | ペア状態 | NONE(pdorbeginの失敗,または未実施) |
HOLD(ORG) | HOLD(ORG) | マスタDB | READY | ペア状態 | READY1(ボリュームペアの解除失敗,または未実施) |
HOLD(ORG) | HOLD(ORG) | マスタDB | READY | ペア解除状態 | READY2(pdorchgの失敗,または未実施) |
HOLD(ORG) | HOLD(ORG) | レプリカDB | READY | ペア解除状態 | READY3(再編成の失敗,またはpdorend未実施) |
HOLD(ORG) | HOLD(ORG) | レプリカDB | REFLEC | ペア解除状態 | REFLEC(追い付き処理の失敗) |
HOLD(ORG) | HOLD(ORG) | レプリカDB | SYNC | ペア解除状態 | SYNC(レプリカからオリジナルRDエリアへの業務切り替え処理の失敗) |
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