インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8
システムログファイルに関連する障害の対策方法を次の表に示します。
表5-3 システムログファイルに関連する障害の対策方法
現象 | 状況・その後の運用 | 対策 |
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両系※1のシステムログファイルでファイル障害が発生した。 追い付き反映処理で更新ログレコードが入力できない。 |
[状況] 更新可能なオンライン再編成の対象であったレプリカRDエリアが閉塞して,ユニットダウンしている。 |
システムログファイルをアンロード(pdlogunld)したあと,ダウンしたユニットを起動して,追い付き反映処理を中止します。運用は,レプリカのRDエリアで続けます。 詳細については,「(1)システムログファイルで障害,ユニットダウンした場合の対策」を参照してください。 |
[状況] 更新可能なオンライン再編成の対象であったレプリカRDエリアに対する更新処理が正常に継続している。 |
追い付き反映処理を中止したあと,レプリカのRDエリアで運用を続けます。システムログファイルは再作成します。 詳細については,「(2)システムログファイルで障害,レプリカDBへの更新が継続している場合の対策」を参照してください。 |
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更新可能なオンライン再編成の上書き禁止状態によりスワップ先にできるシステムログファイルがなくなり,ログ満杯でユニットダウンした。 | [その後の運用] 更新可能なオンライン再編成を継続したい。 |
システムログファイル不足発生時の回復を行いHiRDBを起動し,障害が発生したサーバへの業務を抑止後,追い付き反映処理を行います。 詳細については,「(3)ログ満杯でユニットダウン,再編成を継続したい場合の対策」を参照してください。 |
[その後の運用] HiRDBの稼働を継続したい。 |
システムログファイル不足発生時の回復を行いHiRDBを起動し,追い付き反映処理を中止します。 詳細については,「(4)ログ満杯でユニットダウン,HiRDB稼働を継続させたい場合の対策」を参照してください。 |
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追い付き反映処理に使用するシステムログファイルが,KFPS01175-Wメッセージが出力されたあと上書きされた。 そのため,追い付き反映処理ができなくなった※2。 |
[その後の運用] HiRDBの稼働を継続したい。 |
追い付き反映処理を中止し,レプリカのRDエリアで運用を続けます。 詳細については,「(5)システムログが上書きされ,追い付き反映できない場合の対策」を参照してください。 |
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