スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
データの追加によってRDエリアの容量不足が発生する可能性があります。次に示す施策を行ってください。
RDエリアが容量不足になったとき,HiRDBファイルシステム領域内に空き領域があれば,自動的にセグメントを追加してRDエリアの容量を拡張します。これをRDエリアの自動増分といいます。RDエリアの自動増分については,「15.8 RDエリアの自動増分」を参照してください。
RDエリアの自動増分をするには,HiRDBファイルシステム領域内に空き領域がある必要があります。したがって,HiRDBファイルシステム領域長を大きめに見積もってください。
なお,RDエリアの自動増分時に業務を停止する必要はありません。
(1)で説明したRDエリアの自動増分回数には限りがあります。自動増分できなくなった場合は,RDエリアを拡張してください。RDエリアの拡張方法については,「15.3 RDエリアの容量を大きくする方法(RDエリアの拡張)」を参照してください。
なお,RDエリアを構成するHiRDBファイル数の上限は16です。これ以上のHiRDBファイルの追加はできません。
また,RDエリアの拡張時に業務を停止する必要はありません。
(2)で説明したRDエリアの拡張には限りがあります。拡張できなくなった場合は,RDエリアを再初期化してRDエリアの容量を大きくしてください。RDエリアの再初期化方法については,「15.4 RDエリアの容量を大きく,又は属性を変更する方法(RDエリアの再初期化)」を参照してください。
なお,RDエリアを再初期化するときは,再初期化対象RDエリアにアクセスできなくなります。そのため,なるべく(1)(2)の方法でRDエリアを拡張してください。
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