スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDBを利用した分散データベースは,DF/UX(Distributing Facility/for UNIX)のリモートデータベースアクセス機能を使用して実現します。リモートデータベースアクセス機能には,分散クライアント機能と分散サーバ機能の二つの機能があります。
自ノードのHiRDBを分散クライアントとして,分散サーバにリモートデータベースアクセスできます(自ノードのHiRDBのUAPで,他ノードのDBMSのデータベースをリモートデータベースアクセスできます)。DF/UXの分散クライアント機能を使用して実現します。
UAPを作成するときには,自ノードのHiRDBのデータベースをローカルアクセスするときと同様に,HiRDBのSQL文を記述します。そのSQL文に分散サーバの表名やデータベースの所在を示す名称などを指定します。なお,UAPを作成するときに幾つかの制限事項がありますので,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
分散クライアント機能の概要を次の図に示します。
図28-1 分散クライアント機能の概要
自ノードのHiRDBを分散サーバとして,他ノードの分散クライアントからリモートデータベースアクセスできます(他ノードのDBMSから,自ノードのHiRDBのデータベースをリモートデータベースアクセスできます)。DF/UXの分散サーバ機能を使用して実現します。分散サーバ機能の概要を次の図に示します。
図28-2 分散サーバ機能の概要
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.