スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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26.13.2 HiRDBの開始方法(モニタモードの場合)

実行系及び待機系HiRDBをクラスタソフトウェアのコマンド(HAモニタの場合はmonbeginコマンド)で開始します。なお,次に示すような理由でHiRDBが開始できない場合は,障害の原因を取り除いた後にpdstart(HiRDB/パラレルサーバの場合はpdstart -q)コマンドでHiRDBを開始してください。

注意事項
  • pdstart -rコマンドを実行する前に共有リソースを活性化してください。
  • 実行系及び待機系HiRDBを終了した後にpdstart -rコマンドを実行してください。pdstart -rコマンドでHiRDBを開始した場合,HiRDBは系切り替えの対象になりません。データベースの回復処理などが終了した後に,一度HiRDBを終了してから実行系及び待機系HiRDBを開始してください。
  • HiRDB/パラレルサーバの場合,系切り替えの対象にしないユニット(pd_ha_unit = nouseを指定したユニット)はクラスタソフトウェアのコマンドで開始できません。この場合,該当するユニットのサーバマシンに直接ログインしてpdstart -qコマンドを実行してください。

MC/ServiceGuard使用時の注意事項
HiRDBの終了モードが異常終了の場合,MC/ServiceGuardのパッケージのステータスがup又はrunningになっています。この場合,pdstartコマンドでHiRDBを単独で再開始してください。

ClusterPerfect使用時のHiRDBの開始方法
ClusterPerfect使用時のHiRDBの開始方法を次に示します。
  1. 現用系と予備系のdncware_daemonが自動起動設定されているかを確認してください。root権限が必要です。
    # chkconfig -list
    dncware_daemon 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
  2. オフになっている場合はオンにしてください。
    # chkconfig dncware_daemon on
    dncware_daemon 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off
  3. 現用系と予備系のサーバマシンをリブートしてください。
  4. MMCのDNCWARE運用支援システムを起動してください。
  5. 「ClusterPerfectシステム情報」画面を起動してください。この画面に現用系と予備系の状態が表示されます。
  6. 「リソース1」と「リソース2」を起動します。この画面でサーバ(HiRDB)を開始してください。
起動方法,及び画面の状態の詳細については,ClusterPerfectのマニュアルを参照してください。