スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
実行者 DBA権限保持者
パスワードの文字列制限を変更する手順について説明します。(1)から順に作業を進めてください。
パスワードの文字列制限の設定情報は,ディクショナリ表のSQL_SYSPARMSに格納されています。現在設定されている制限を忘れた場合は,SQL_SYSPARMSを検索し,パスワードの文字列制限の設定情報を確認してください。検索例を次に示します。
SELECT FUNCTION_KEY,PARAM_KEY,INT_VALUE,CHAR_VALUE FROM MASTER.SQL_SYSPARAMS WHERE FUNCTION_KEY='PASSWORD'
FUNCTION_KEY PARAM_KEY INT_VALUE CHAR_VALUE ------------------------------------------------ PASSWORD MIN_LENGTH 8 8 PASSWORD USER_IDENTIFIER NULL RESTRICT PASSWORD SIMILAR NULL RESTRICT |
パスワードに設定する制限を検討してください。詳細は「表24-3 パスワードに設定する制限」を参照してください。
設定した制限に違反するユーザを事前調査してください。制限に違反するユーザはパスワード無効アカウントロック状態になるため,HiRDBに接続できなくなります。したがって,制限を変更する前に,制限に違反するユーザを特定する必要があります。特定方法については,「24.5 パスワード無効アカウントロック状態になるユーザを事前調査する」を参照してください。
制限に違反しているユーザのパスワードをGRANT文で変更します。例を次に示します。
GRANT CONNECT TO USER01 IDENTIFIED BY "f51HD7tc"
GRANT DBA TO ADMIN01 IDENTIFIED BY "gd4A@sPL"
GRANT AUDIT IDENTIFIED BY "a0h7Fc3K"
パスワードの文字列制限を変更する手順を次に示します。
パスワード無効アカウントロック状態のユーザがいないか確認してください。確認方法については,「24.4.1(1)パスワード無効アカウントロック状態のユーザを確認する」を参照してください。
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