スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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24.3.1 パスワードの文字列制限を変更するときの留意事項

<この項の構成>
(1) パスワードの文字列制限を緩和する場合
(2) 制限を強化する項目と緩和する項目が混在する場合

(1) パスワードの文字列制限を緩和する場合

パスワード無効アカウントロック状態のユーザがいる場合に,パスワードの文字列制限を緩和すると,設定する制限によってはパスワード無効アカウントロック状態が解除されます。該当するユーザのパスワード無効アカウントロック状態が解除されてもよいかを確認してから,パスワードの文字列制限を変更してください。

パスワード無効アカウントロック状態が解除されるユーザを特定する手順を次に示します。

〈手順〉
  1. パスワード無効アカウントロック状態になっているユーザを調査します。調査方法については,「24.4.1(1)パスワード無効アカウントロック状態のユーザを確認する」を参照してください。
  2. 変更後の制限で事前調査をしてください。事前調査の方法については,「24.5 パスワード無効アカウントロック状態になるユーザを事前調査する」を参照してください。
  3. 1と2の差分によって該当するユーザを特定します。

(2) 制限を強化する項目と緩和する項目が混在する場合

制限を強化する項目と緩和する項目が混在する場合,変更後の制限に違反しないように移行日以前にパスワードを変更すると,現在の制限に違反してパスワードを変更できないことがあります。この場合,現在の制限と変更後の制限の両方を満たすパスワードに変更してください。