スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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23.5.2 監査人が行う操作

(1)〜(2)の操作は定期的に行ってください(ただし,監査証跡表の自動データロード機能を適用している場合は不要です)。(3)以降の操作は必要に応じて行ってください。

<この項の構成>
(1) 監査証跡ファイルの状態確認
(2) 監査証跡表へのデータ登録(監査証跡表へのデータロード)
(3) 監査証跡表の利用
(4) 監査証跡ファイルのスワップ
(5) 監査証跡表の操作
(6) 監査対象イベントの追加及び削除
(7) パスワードの変更
(8) 監査人のスキーマ削除

(1) 監査証跡ファイルの状態確認

pdls -d audコマンドで監査証跡ファイルの状態を確認してください。次のことを確認します。

監査証跡ファイルの状態については,「23.6 監査証跡ファイルの運用」を参照してください。

(2) 監査証跡表へのデータ登録(監査証跡表へのデータロード)

監査証跡表にデータ(出力された監査証跡)を登録します。データロード待ちの監査証跡ファイルを入力情報にして,データベース作成ユティリティ(pdloadコマンド)で監査証跡表にデータロードをしてください。データロードの方法については,「23.7 監査証跡表へのデータ登録」を参照してください。

(3) 監査証跡表の利用

監査証跡表を利用して監査を行ってください。監査表の列構成については,「23.8 監査証跡表の列構成」を参照してください。

(4) 監査証跡ファイルのスワップ

pdaudswapコマンドで監査証跡ファイルをスワップできます。例えば,現用の監査証跡ファイルのデータを監査証跡表にデータロードする場合は,pdaudswapコマンドで監査証跡ファイルをスワップした後にデータロードを実行します。現用ファイルはデータロードできません。

注意
次に示すどちらかの条件を満たす場合はpdaudswapコマンドを実行できません。
  • スワップ先にできる監査証跡ファイルがない
  • 監査証跡ファイルが一つも生成されていない

(5) 監査証跡表の操作

監査証跡表の操作は監査人が行います。例えば,次に示す操作は監査人が行います。

(6) 監査対象イベントの追加及び削除

CREATE AUDITで監査対象イベントを追加できます。DROP AUDITで不要な監査対象イベントを削除できます。

(7) パスワードの変更

GRANT AUDIT監査人のパスワードを変更できます。パスワードの変更は監査人が行ってください。

(8) 監査人のスキーマ削除

監査証跡表がない場合に監査人のスキーマを削除できます。監査人及びDBA権限保持者が監査人のスキーマを削除できます。