スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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23.5.1 HiRDB管理者が行う操作

<この項の構成>
(1) 監査証跡の取得
(2) 監査証跡ファイルの削除
(3) 監査証跡表を格納するRDエリアの操作
(4) 監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域の操作

(1) 監査証跡の取得

HiRDB管理者は次に示すどちらかの方法で監査証跡を取得してください。

なお,監査証跡の取得を中止する場合はpdaudendコマンドを実行してください。このコマンドはHiRDB管理者だけが使用できます。監査人は使用できません。

参考
  • HiRDBを再開始する場合は前回稼働時の状態を引き継ぎます。監査証跡を取得していた場合は再開始後も監査証跡を取得します。監査証跡を取得していなかった場合は再開始後も監査証跡を取得しません。
  • HiRDBを正常開始する場合は,前回稼働時の状態よりpd_auditオペランドの指定を優先します。監査証跡を取得していた場合でも,pd_audit=Nを指定していると正常開始後に監査証跡を取得しません。監査証跡を取得していなかった場合でも,pd_audit=Yを指定していると正常開始後に監査証跡を取得します。

(2) 監査証跡ファイルの削除

pdaudrmコマンドで監査証跡ファイルを削除できます。このコマンドはHiRDB管理者だけが使用できます。監査人は使用できません。

(3) 監査証跡表を格納するRDエリアの操作

監査証跡表を格納するRDエリアの操作はHiRDB管理者が行います。例えば,次に示す操作はHiRDB管理者が行います。

注※
監査証跡表を格納するRDエリアを変更する場合に行います。例えば,変更前のRDエリアの利用権限を削除し,変更後のRDエリアの利用権限を監査人に付与します。

(4) 監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域の操作

監査証跡表用のHiRDBファイルシステム領域の操作はHiRDB管理者が行います。例えば,次に示す操作はHiRDB管理者が行います。

注※
HiRDBはこのイベントを監査証跡として出力しません。このイベントを監査するにはOSの監査機能を使用してください。