スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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23.2 監査証跡ファイルに出力される情報

監査証跡ファイルに出力される情報を次の表に示します。

表23-4 監査証跡ファイルに出力される情報

取得する情報 説明
ユーザ識別子 監査対象のイベント実行者の認可識別子
イベント実行日 イベントを実行した年月日
イベント実行時刻 イベントを実行した時刻
イベント実行時刻 イベントを実行した時刻(単位:マイクロ秒)
イベントタイプ イベントタイプ(「表23-20 イベントタイプ及びイベントサブタイプの詳細」を参照)
イベントサブタイプ イベントサブタイプ(「表23-20 イベントタイプ及びイベントサブタイプの詳細」を参照)
イベント成否 イベントの実行結果(権限のチェックが成功したかどうかを出力します)
使用した権限 イベントを実行したときに使用した権限
UAP名称 クライアント環境定義のPDCLTAPNAMEオペランドに指定したUAP名称
サービス名 イベント発行元のUAPが要求したサービス名
OpenTP1のSUP(サービス利用プログラム)がSPP(サービス提供プログラム)に要求したサービスの場合,又はTP1/Message ControlがMHP(メッセージ処理プログラム)に要求したサービスの場合は,該当するサービス名称
IPアドレス イベント発行元UAPを実行したクライアントのIPアドレス
プロセス番号 イベント発行元UAPのプロセスID
スレッド番号 イベント発行元UAPのスレッドID
ホスト名 イベント発行元UAPの接続先ホスト名
ユニット識別子 イベント発行元UAPの接続先ユニット識別子
サーバ名 イベント発行元UAPの接続先フロントエンドサーバ名,又はシングルサーバ名
コネクト通番 イベント発行者のコネクト通番
SQL通番 イベントのSQL通番
オブジェクトの所有者名 イベントの権限チェックの対象になるオブジェクトの所有者名
オブジェクト名 イベントの権限チェックの対象になるオブジェクト名
オブジェクトの種別 イベントの権限チェックの対象になるオブジェクトの種別
付与,削除,又は変更した権限 イベントによって付与,削除,又は変更した権限
次のどちらかを取得
  • 権限を付与,削除,又は変更されたユーザ識別子
  • イベント対象のユーザ識別子

  • イベントによって権限を付与,削除,又は変更されたユーザの識別子
  • イベント対象になった認可識別子
セキュリティ監査機能に関するオペランドの値 セキュリティ監査機能に関するオペランドの値(HiRDB開始時の値)
監査証跡種別 権限チェックか,又はイベント終了かを示す種別
SQLコード又は終了コード SQL,ユティリティ,コマンド終了時のコード
スワップ元の監査証跡ファイル名 スワップ発生時のスワップ元の監査証跡ファイル名
スワップ先の監査証跡ファイル名 スワップ発生時のスワップ先の監査証跡ファイル名
CONNECT関連セキュリティ機能の設定変更種別 CONNECT関連セキュリティ機能の設定変更種別(パスワードの変更時にも変更種別が設定されます)
CONNECT関連セキュリティ機能に関するオペランドの値(変更前) 変更前のCONNECT関連セキュリティ機能に関するオペランドの値
CONNECT関連セキュリティ機能に関するオペランドの値(変更後) 変更後のCONNECT関連セキュリティ機能に関するオペランドの値
監査証跡表オプション イベントの操作対象が監査証跡表,監査証跡表を基表としたビュー表,又は監査証跡表を基表としたリストの場合のフラグ
アクセス件数 イベントによってオブジェクト(実表,ビュー表,外部表,表別名,及びリスト)に対して検索,挿入,更新,及び削除をした行数
SQL文 実行したSQL文
SQLデータ 実行したSQLのデータ
ユーザ付加情報1 ユーザが任意に設定する付加情報
ユーザ付加情報2
ユーザ付加情報3
関連製品付加情報1 HiRDBの関連製品が設定する付加情報

イベントによって取得する情報が異なります。イベントごとに取得する情報の一覧については,「23.13 監査証跡のレコード項目(権限チェック時)」及び「23.14 監査証跡のレコード項目(イベント終了時)」を参照してください。

注※
Open/TP1配下のアプリケーションを介している場合,又はWebサーバなどの製品を介している場合は,エンドユーザが実行しているアプリケーションの情報ではなく,HiRDBに接続しているアプリケーションの情報が取得されます。