スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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20.2.2 例題2(全RDエリアを回復する場合

システム用RDエリアを含む全RDエリアをバックアップ取得時点に回復します。バックアップは,システム単位で取得したバックアップ(全RDエリアを対象としたバックアップ)があります。

<この項の構成>
(1) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します
(2) pdstart -rコマンドでHiRDBを開始します
(3) pdrstrコマンドで全RDエリアを回復します
(4) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します
(5) pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します
(6) 障害閉塞しているRDエリアをpdrelsコマンドで閉塞解除し,オープンします

(1) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します

 
pdstop
 

HiRDBを正常終了できない場合は,(5)でHiRDBを開始するときに次に示すどちらかの方法をとってください。

(2) pdstart -rコマンドでHiRDBを開始します

 
pdstart -r
 

(3) pdrstrコマンドで全RDエリアを回復します

 
pdrstr -m /rdarea/mast/mast01 -b /pdcopy/backup01 -a
 

〔説明〕
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-b:全RDエリアを対象としたバックアップを格納したバックアップファイルの名称を指定します。
-a:全RDエリアの回復を指定します。

(4) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します

 
pdstop
 

(5) pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します

 
pdstart
 

(6) 障害閉塞しているRDエリアをpdrelsコマンドで閉塞解除し,オープンします

 
pdrels -r rdarea01,rdarea02, ... -o
 

ステータスファイルを初期化した後にHiRDBを開始した場合,この操作は必要ありません。

 

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。