スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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19.25.3 HiRDB運用ディレクトリがあるディスクのバックアップがある場合

インストールディレクトリがなく,かつHiRDBの提供媒体がないためHiRDBを再インストールできない場合は,ディスクのバックアップからディスクの内容(HiRDB運用ディレクトリも含む)を回復してください。

なお,HiRDB運用ディレクトリがあるディスクのバックアップを取得する方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

<この項の構成>
(1) HiRDB運用ディレクトリがルートボリュームにない場合
(2) HiRDB運用ディレクトリがルートボリュームにある場合

(1) HiRDB運用ディレクトリがルートボリュームにない場合

〈手順〉
  1. 居残り状態のサーバプロセスを一掃するために,サーバマシンをリブートします。
  2. OSのRun Level(又はRun Mode)を1(シングルユーザモード)にします。
  3. バックアップからHiRDB運用ディレクトリがあるディスクの内容を回復します。
  4. OSのRun Level(又はRun Mode)を元のモードに戻します。
  5. ディスクが壊れる前にpdsetup -dコマンドを実行している場合は,pdsetupコマンドを実行します。
  6. pdstartコマンドでHiRDBを開始します。

(2) HiRDB運用ディレクトリがルートボリュームにある場合

〈手順〉
  1. 居残り状態のサーバプロセスを一掃するために,サーバマシンをリブートします。
  2. バックアップからルートボリュームを回復します。
  3. pdsetupコマンドを実行します。
  4. pdstartコマンドでHiRDBを開始します。