スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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19.26 HiRDBファイルシステム領域に障害が発生した場合の対処方法

実行者 HiRDB管理者

HiRDBファイルの作成,削除,又は拡張の処理中に,OSのkillコマンド,シャットダウンなどによってHiRDBの処理が停止した場合,HiRDBファイルシステム領域の管理情報(HiRDBファイルシステム構成やファイルを管理する情報)が更新途中のままとなります。

この場合,管理できない状態のファイルや,参照できない領域ができてしまうことがあります。HiRDBの処理続行には問題はありませんが,HiRDBファイルシステム領域作成時の最大作成ファイル数(pdfmkfsコマンドの-lオプション値)までファイルを作成できなかったり,設定容量(pdfmkfsコマンドの-nオプション値から領域管理部のサイズを引いた値)まで利用できなかったりします。また,バージョン07-02以前のHiRDBの場合は,領域管理情報が破壊されてしまうこともあります。

ここでは,管理できない状態のファイル,参照できない領域,及び領域管理情報の破壊が発生した場合の対処方法について説明します。

<この節の構成>
19.26.1 管理できない状態のファイル,及び参照できない領域
19.26.2 領域管理情報の破壊(バージョン07-02以前のHiRDBの場合)