スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
19.25.2 インストールディレクトリがない場合
インストールディレクトリをHiRDB運用ディレクトリにしているなど,HiRDBのインストールディレクトリがない場合は,HiRDBを再インストールする必要があります。なお,ここでの回復方法は,次に示すことを前提に説明しています。
- $PDDIR/conf下のバックアップを取得している
- $PDDIR下にユーザがファイルを作成している場合,そのファイルのバックアップを取得している
- データベースとシステムファイルが無事である
- マルチHiRDBの場合,各HiRDBのバージョンが同じである
- 〈手順〉
- 居残り状態のサーバプロセスを一掃するために,サーバマシンをリブートします。
- OSに登録されているHiRDB運用ディレクトリの情報を削除するために,pdsetup -dコマンドを実行します。応答メッセージにはYを応答してください。pdsetup -dコマンドはエラーで終了しますが,このエラーは無視してください。
- HiRDBを再インストールします。HiRDBのインストールについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
- pdsetupコマンドを実行します。
- $PDDIR/conf下のファイルをバックアップから回復します。
- $PDDIR下にユーザがファイルを作成していた場合,そのファイルを回復してください。
- pdstartコマンドでHiRDBを開始します。
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