スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

19.18.2 例題

300万件のデータを格納した表の再編成中にデータベース再編成ユティリティが異常終了しました。同期点行数は100万件とします。

<この項の構成>
(1) メッセージを確認します
(2) pdrorgコマンドでリロード処理を実行します
(3) メッセージを確認します
(4) リロード対象RDエリアのバックアップを取得します
(5) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

(1) メッセージを確認します

次に示すメッセージが出力されています。

 
KFPL00714-I  unload ended, table=USR01.TABLE1, server=sds01, return code=0
 
KFPL00800-I Loading until 2000000th row committed
 

〔説明〕
  • KFPL00714-Iメッセージから,アンロード処理が完了していることが分かります。
  • KFPL00800-Iメッセージから,200万件までリロード処理が完了していることが分かります。

(2) pdrorgコマンドでリロード処理を実行します

データベース再編成ユティリティで,残り100万件のリロード処理とインデクス作成処理を実行します。

 
pdrorg -k reld -t TABLE1 /pdrorg/rorg01
 

〔説明〕
-kオプションの指定だけを変更してください。rorgからreldに変更します。そのほかのオプションの指定を変更する必要はありません。

(3) メッセージを確認します

データベース再編成ユティリティが正常終了したかどうかを確認します。KFPL00719-Iメッセージを確認してください。

 
KFPL00719-I  Pdrorg terminated, return code=0
 

(4) リロード対象RDエリアのバックアップを取得します

更新前ログ取得モード(省略値)でリロードを実行したので,リロード対象RDエリアのバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「6.4.8 例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。

(5) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

pdrelsコマンドで,表及びインデクス格納RDエリアの閉塞を解除します。

 
pdrels -r RDAREA1,RDAREA2,RDAREA3
 

 

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。