異常終了したタイミング,及びデータベースの更新ログ取得方式によって対処方法が異なります。同期点指定の再編成実行中にユティリティが異常終了したときの対処方法を次の図に示します。
図19-5 同期点指定の再編成実行中にユティリティが異常終了したときの対処方法
- 〔説明〕
- 総データ数を300万件,同期点行数を100万件としています。
●更新ログ取得方式が,ログ取得モード又は更新前ログ取得モードの場合
- 表の再編成(-k rorg)中にユティリティが異常終了した場合は,データベース再編成ユティリティで表の再編成(-k rorg)を再実行してください。
- リロード(-k reld)中にユティリティが異常終了した場合は,次の対処をしてください。
- 2〜5の時点でユティリティが異常終了した場合は,データベース再編成ユティリティでリロード(-k reld)を実行してください。
- 6の時点でユティリティが異常終了した場合は,表データのリロード処理は完了しているため,インデクス情報ファイルを作成します。データベース再編成ユティリティでインデクスを再作成(-k ixrc)してください。
- 7,8の時点でユティリティが異常終了した場合は,インデクスだけを作成します。作成されたインデクス情報ファイルを入力情報にして,データベース再編成ユティリティでインデクスを一括作成(-k ixmk)してください。
●更新ログ取得方式が,ログレスモードの場合
- 表の再編成(-k rorg)中にユティリティが異常終了した場合は,データベース再編成ユティリティで表の再編成(-k rorg)を再実行してください。
- リロード(-k reld)中にユティリティが異常終了した場合は,次の対処をしてください。
- 2〜5の時点でユティリティが異常終了した場合
<インデクス更新モードの場合>
表格納RDエリア及びインデクス格納RDエリアを回復※した後,データベース再編成ユティリティでリロード(-k reld)を実行してください。
<インデクス一括作成モードの場合>
表格納RDエリアを回復※した後,データベース再編成ユティリティでリロード(-k reld)を実行してください。
- 6の時点でユティリティが異常終了した場合は,表データのリロード処理は完了しているため,インデクス情報ファイルを作成します。データベース再編成ユティリティでインデクスを再作成(-k ixrc)してください。
- 7,8の時点でユティリティが異常終了した場合は,作成に失敗したインデクスのインデクス格納RDエリアを回復※した後,作成されたインデクス情報ファイルを入力情報にして,データベース再編成ユティリティでインデクスを一括作成(-k ixmk)してください。
- 注※
- RDエリアを回復する時,RDエリアに格納したデータを再編成前の状態に回復する必要がある場合は,バックアップから回復してください。RDエリアに格納したデータを再編成前の状態に回復する必要がない場合は,RDエリアの再初期化でも回復できます。
- RDエリアの回復手順を次に示します。
- pdholdコマンドでRDエリアを閉塞します。
- pdcloseコマンドでRDエリアをクローズします。
- 次のコマンドを実行します。
・バックアップから回復する場合は,pdrstrコマンドを実行します。
・RDエリアを再初期化する場合は,pdmodコマンドを実行します。
- pdopenコマンドでRDエリアをオープンします。
- pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します。
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